いっそのこと透明に、〈賢者の石〉 (ページ4)

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意識が戻った。
恐る恐る目を開く。

白い天井が見えた

＿＿＿横になっている？

重い体を起こすとそこには見慣れたあそこ…そう、医務室？だ
ハリーがクィディッチで怪我をした時に映画に出てきたあそこだ

右側も確認しようとすると視界の端になにかがみえた
時間が止まったのかと思った

『…………ダンブルドア…？』

白髭の優しい微笑み…映画から飛び出してたかのようだ

つまりここはホグワーツ？私は急いでそれを打ち消した
そんな訳がない。都合のいい夢だ、絶対。

目を見開いてダンブルドアを見る

「そうじゃ、アルバス・ダンブルドアじゃよ」

『しゃ、喋った？！？！！！』
ダンブルドアが…喋っただと？！

『ちょっと、ちょーっとまって。これは都合のいい夢ですよね？』

絶対そうだ、と頬を強く叩くが痛みは同じだ

ダ「これは夢なんかではない。A。現実じゃ」

ダンブルドアは愉快そうに笑った

『そんなわけない……だって私は至って普通の退屈な高校に通う18歳…』

ダ「君はこの世界…つまりじゃ、そうじゃな…君の言う…」

『ハリー・ポッター』

ダ「そうじゃ、ハリー・ポッターという物語の世界に来てしまったんじゃよ。」

『そんなわけ…』

私は頭をフル回転させた。
最終的には
いい、なんていい都合のいい夢だ。今は存分にこの夢を楽しませてもらおう、こうなった

『よし、いいよ』

ダ「君はの…この世界。自分が生きている世界を物語といのは違和感じゃな…そのハリー・ポッターの世界の結末を知っておるのじゃろう？」

『ええ全てね』
へへっと笑う

ダ「今年は、ホグワーツにハリーポッターが入学してくる。君はハリーと同い年でホグワーツに入学してもらおう」

『私、17歳ですよ？それに…！私に魔力なんてあるんですか？それから親は？あっちの世界の私は今どうなってるんです？いつまでこの世界に？それから言語は？なんでダンブルドア先生は私がいるって知ってるんですかる』

次々と出てくる質問にダンブルドアは微笑みながら言った

「一つずつ。わしが答えられるものは答えよう」

『じゃあまず。私は17歳です。一年生として入学することはできないはず…』

ダ「これを見るといい」

ダンブルドアは魔法で鏡を作り上げた
私はそれに魅入った

鏡を覗くとそこには誰かの顔がうつっていた

『誰？』

ダ「君じゃよ。オプションだ。それがこっちの世界での君の顔じゃ」

薄緑の目の色と色白の肌…そして控えめな色のブランド。まるで別人