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「あんた、何者や」
A「今更気になっても遅いですよ」
リーダー格の先輩も、戦闘態勢に入り、距離を詰めてくる。
パンチ、キック、掴もうとした手はことごとく空を切っている。
今まで攻撃をしてこなかったが、軽く腹部に掌底を打ち込んでみる。
「ぐうぅっ!」
鳩尾を捉えすぎていたのか、思ったよりも苦しんでいて申し訳ない気持ちになる。
咳き込みながら立ち上がった先輩の目は、血走っていた。
キレたのだろう、近くにあった椅子を掴み、あたしに向かって投げつけた。
あたしが立っていたのは、廊下側の壁。
つまり一面窓ガラスだ。
大事にはしたくないが、椅子を受け止めるリスクは負いたくない...!
仕方なく避けたが、その代償に椅子は窓ガラスを突き抜けていった。
あたりに、ガラスが割れる音が響き渡る。
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智紀 りょう(プロフ) - 兵長大好き女子です!さん» わあぁぁぁコメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです・・・( ;∀;) そのお言葉でさらにやる気になりました!またぜひ遊びにいらしてください! (2023年2月4日 9時) (レス) id: bd4269a656 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です!(プロフ) - はじめまして!最近こちらの小説を読ませていただいたのですが、もう本当にめちゃくちゃ面白いです!更新頻度も高くてびっくりしています!お忙しかったりするかと思いますが、これからも頑張って下さい!更新楽しみにしています!(^ ^) (2023年2月4日 1時) (レス) @page48 id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:智紀りょう | 作成日時:2023年1月30日 17時