55*貰う、貰われる。 ページ6
｢来ないなぁ。
仙台に出てきたらスポーツ用品店行って、たまにス○バ寄ったりファーストフード店も行く。｣
可笑しそうに笑うけどコレはやはりバカにしてるのだろう。
スポーツ用品見てる時の飛雄は目キラキラさせてカワイイし、買食いも楽しみの1つ。
｢本当に影山でいいの？｣
｢良いんだってば。
真面目な話していい？｣
｢…いいけど、急に雰囲気変えちゃってどうしたの？｣
一度紅茶で喉の乾きを潤し、キレイにケーキを食べるケイちゃんを見た。
それを見て私もオレンジを口に含む。
｢あのさ、飛雄って顔が良いでしょ。背も高いし。
それに教室とかでは基本大人しいし礼儀正しいし。｣
｢僕、惚気聞くためにここにいるんじゃないんだけど。｣
｢聞いて。飛雄のファンって結構いるよね？｣
面倒くさそうな顔をしているのは重々承知である。
仲良くなさそうだったし申し訳なさすらある。
｢…まぁ、いるんじゃない。黙っていれば。
王様、追試とか白目で居眠りとかしてるし徐々に減ると思うよ。｣
｢…そっか。
今は好きになって貰ったけど、飛雄の世界って大多数がバレーで占められていて
私はたまたま生まれた時から隣にいて、その流れで付き合ってるのかなって多少負い目を感じてる節もあるんですよ…｣
｢好きになって貰ったって。
今好きならいいでしょ、別に。｣
きっと私の訳わからない悩みは理解されない。
元々飛雄には恋とか必要なさそうだし、
私が隣に居なかったらアプローチする女の子達が普通にいて、もっと広い視野で恋愛できたんじゃないかな…って。
幼馴染って立場利用したみたいで…
｢初恋もきっと私なんだよ…なんか申し訳なくて。
私は初恋は飛雄じゃないのに…｣
｢…Aってさ実はネガティブなんだね。
恋愛なんて奪うか奪われるかなんだし、これから先はどうなるかなんて知らないけど付き合ったもん勝ちデショ。｣
｢…奪うか奪われるか…｣
｢Aの初恋の気持ちは影山に奪われたんデショ、そんな事いちいち気にしてたら王様なんて今後もっと広い世界に出るんだから奪われちゃうよ？｣
｢…やだ…｣
｢他人との恋愛の経験値なんて今更欲して無いんじゃない。
あの王様と付き合えてるんだし自信持ちなよ｣
恋愛の経験値。
小さい時からあまり他人に興味ない飛雄が私の事好きになってくれて、あまつさえ抱きたいなんて言ってくれている。
飛雄だったら｢余計な事考えてんじゃねぇぞ｣なんて一蹴するかな。
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lll - なんでセリフの、『うちのマネージャー』とかってセリフの『うち』を『家』にするんですか。 (2020年1月13日 0時) (
レス) id: a71a6c5cea (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - ふぃるさん» こんにちは。コメントありがとうございます！更新遅くてごめんなさい!!頑張るのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年11月22日 7時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - とても面白いです！更新大変だと思いますが頑張ってください！楽しみに待ってます！ (2019年11月21日 18時) (レス) id: 18bc544e11 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - LaLaさん» 初めまして!コメありがとうございます。ハイキュー初で更新緊張してますが頑張ります！ (2019年10月18日 21時) (レス) id: d3f4b94a5b (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - めっちゃめちゃこの話いいです！更新頑張ってください！ (2019年10月18日 7時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モカ
| 作成日時：2019年10月17日 0時
