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ふと、下を見る。
「谷地、仁花ちゃん。……やっぱり、実験体だったんだ」
1人の男に連れられて、見知った顔の少女が歩いている。私を殺すためで、兵器としての役割だろう。
「実験体No.10。やれ」
「はい」
キイィィン……甲高い音と共に、魔法が発動される。
夕闇燈と、よく似た魔力。破滅の3大魔法。夕闇燈が使わなかった魔法なのに、そんな名前がが付いてしまっている。
「燈、あれ、止められる?」
その問いかけに、燈は答えてくれる。
『私の魔法のようなものよ?止められないわけがない』
「はは、そうだね」
誇らしげに言う燈が少し可愛らしい、妹のように感じてしまった。
障壁が自動で展開する。それだけで、谷地さんの放った魔法は防がれ、散り、消えていく。
「なんで、なんで死んでくれないの」
涙目になって言う谷地さんに
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作者名:凛花 | 作成日時:2017年1月9日 16時