【ハイキュー】行き場を無くした努力家【男主】

10話 ページ12

貴方side



澤「日向と影山がしつこく誘ったみたいで悪いな

今日も無理矢理連れてきたみたいだし…ﾊﾊ」


日「むっ無理矢理だなんて！

ちゃんと奈木野が自分で行くって言ったんですよ！？」


『いえ、無理矢理でした』


日「おいっ！？」



澤「まあ、俺たちが日向と影山に1回連れてきて欲しいって頼んだのもあるんだ

1回でもいいから烏野のバレーを見てほしくて」


『……わかりました』


澤「ありがとな」ﾆｯ





見たところで何も変わらない

俺はその中に入ってバレーすることはできないんだから











適当に座っててくれと言われたから体育館全体が見やすいステージの上に座る


座って体育館を眺めているとなにやら横から視線を感じる

なんだろうと思って視線を感じた方に目を向けると灰色頭の人と坊主の人、あと何か小さい人がこっちを見ていた

灰色頭の人と目があったので軽く会釈をすると3人がこっちに向かって歩いてきた



菅「初めまして！

俺は3年の菅原孝支！

こっちが田中でその隣が西谷！」



『初めまして、奈木野依生です』



田「うぉぉ、、

月バリで見てたヤツが目の前に、、」


菅「すげーな、マジで本物だべ、、」


『そんな、芸能人みたいな扱いされるような人間じゃないですよ俺』


田「いやいや、バレーボール界では充分過ぎるほど有名人だろ！！

ね！スガさん！」


菅「ｳﾝｳﾝ」


『ﾊﾊ…ありがとうございます』ﾆｺ





西「なあ！！」


『はい』


西「俺、お前のアタック受けてみたいって中学のときから思ってたんだ！！

後で打ってくれねえか？」



『え…………あーっと……』






どうしよう


もうバレーができないって正直に言えば諦めてくれるだろうけど、変に皆さんに気を使ってほしくはない







西「？？どうした？？」


『えっと、その、、 澤「よし！スパイク練始めるぞ！」』



「「「「オス！」」」」


西「あ、じゃあまた後でな！」




タイミングよく休憩が終わったみたいで、西谷さんもスパイクをレシーブしにコートに入っていった



『ﾎｯ……(よかった、バラさなくてすんだ)』



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