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帰り道。英と並んで歩く。
『英のバレー見るの何年ぶりってくらいだった。カッコ良かったよ。私の知らない人みたいだった』
「ふーん、A姉さん、寂しくなったんだ」
ドキリとした。
『寂しくもなるよ、可愛い弟みたいに思ってた英がって感じ』
「なら一緒にいればいいだろ」
『え』
「ずっと一緒にいれば知らない人みたいにはならない」
『考えはあってるけど、そんなのムリじゃん』
「は？」
『私は男じゃないから。英に彼女とか奥さんできたら一緒にいられないんだよ』
「言っとくけど俺、A姉さんのこと姉だなんて思ってないから」
呼ぶ時姉さんってつけてくれるのはなんでなのか疑問なんだけどそれ。
「鈍すぎ。俺、面倒なことしたくないだろ。なのにA姉さんへのやっかみ止めたりしてる時点で気付けよ。俺はそろそろ幼馴染卒業したいんだけど」
『ごめん。迷惑かけてたってことだよね。大丈夫、私もう高校生だよ？一人でも大丈夫』
はぁ、と溜息をつく英。こっちが付きたいわ。幼馴染で面倒かけてるから、嫌だって言われて。散々だ。
「何勘違いしてるか知らないけど。俺、幼馴染じゃなくてAの彼氏になりたいし、夫になる気持ちでいるってことなんだけど」
思考回路ショート。それ、告白だよね。
「で、返事は？」
まぁわかってるけど、なんてベロ出して意地悪そうな顔する英。
『英の隣は私だといいなって思ってたよ』
てか、さっきさり気なく呼び捨てされたよね？思い出して赤面してしまう。
「じゃあ俺と付き合って。それでバレーする俺も、その先も、隣で過ごして」
英から差し出される手。私は迷いなく手を取った。
『不束者ですがお願いします！』
こうして、私は英と恋人になれた。
家の前に着く。
「じゃあ、明日からはマネージャーね。けど部活終わったら俺専属」
『何それ、まぁ喜んで！』
「お疲れ様、A」
英はそう言い捨てて家に入っていく。
最後に優しい声で名前呼ばれるとか考えたてなかったから、不意打ちのデレにこっちまで照れる。
これからは、英と距離置かなくていいんだな、とか。英に甘えてみてもいいかな。とか、これからを想像してにやけちゃって、眠れなくなったのは秘密。
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月25日 15時) (
レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして！白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です！！！これからも応援しています！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます！本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました！ありがとうございます！ (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：...syokatsu... | 作成日時：2020年3月5日 13時
