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そんな中での選手生命を絶たれた私。泣いたし、自暴自棄にもなったけど、やっぱりバレーを辞めるっては思えなくて。

話したこともない潔子ちゃんに突撃して。そこからマネージャーの仕事について教えてもらった。

自分の存在意義を見いだしたくてがむしゃらに頑張った。

治る怪我じゃないから、下手に慰められても、気持ちなんてわからないくせにって突っぱねてたと思う。

だから女バレが私が仕事することに感謝はしても、怪我について言及しないのは正直助かった。

澤村は

「Aの分も、俺らがバレーする。Aのバレーは、俺たちがコートに持っていく」

そう言ってくれて、菅原と東峰は横で頷いていた。東峰に関しては、泣いてたけど、私より。

嬉しかった。男バレじゃないけど。その絆には入れないと思っていたけど。

ちゃんと3人は自主練仲間として私のことも認めてくれてたんだなって思った。

あの時の力強い澤村の表情は、今も私の脳裏に焼き付いている。









_____インターハイ予選

女バレは初戦敗退。惜敗だった。

私は選手たちがコートで「ありがとうございました!」と言っている時、私なら決められたんじゃないか、なんて思ってしまう自分がいた。

コートに立てないことが悔しかった。支えることはできても戦えないんだって気付かされた。

潔子ちゃんと私は、唯一の三年マネとして、お互いの結果報告をしている。

選手が教え合うのは負けた時気まずいしね。

それを聞いて、選手に伝えるのもマネージャーの役目だ。

だから私は、試合が終わった後、潔子ちゃんに敗退の連絡をして、顧問にこれからの行動について確認して、控室に向かった。

途中でチームメイトとすれ違ったから、10分後に玄関に集合の旨を伝え、一応控え室に忘れ物がないか確認に来た。

ドアノブを捻ろうとした時、声が聞こえてきた。

それは、澤村と電話する結の声だった。

男バレは勝ったもんな。ミーティングも軽くで終わったのだろう、次の試合に向けて休むために。





「負け、ちゃった…。私が、決められたら良かったのに…!!」

控室には結以外いない上に、どうやらスピーカーにしてしまったようで、澤村の声も聞こえてきた。

「そうか…。上手い言葉かけてやらなくてすまん」

「ううん。キャプテンだからみんなの前で泣くの我慢してた、のに、ごめん、弱音、吐きたくて、電話しちゃって」

「よく、我慢したな。道宮は頑張ったと思う。キャプテン、お疲れ様」

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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 15時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして!白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です!!!これからも応援しています! (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます!本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます! (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2020年3月5日 13時

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