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「プロポーズか。すまない。それは暫く待ってくれ。」

『ん?』

待ってくれ?流石にこれは期待するよ?!

「あの夏からずっと知っていた。お前が俺のプレーを見に来てくれているのを。コートから観客席を眺めて見つけるのが楽しみになっていた。俺を鼓舞してくれていた。いない日は柄にもなく寂しかった。

お前の泣き顔が頭から離れなかった。泣かせたくないと思った。俺が活躍した時、観客席のお前が喜んでいるのを見た。笑顔でいて欲しいと思った。

これは恋だろう。」

頭がフリーズする。本当に思いがけない嬉しい時、人は何も声が出ないのかもしれない。

「好きだ。俺と付き合ってほしい。」

顔が赤くなっている。これは気のせいじゃない、確信だ。ウシワカと視線が交わるのが恥ずかしくて顔を手で覆った。

「顔が赤いぞ。期待していいんだな?」

『いいんですか?私なんかそこらにいるような女ですよ?未来の日本のエースがこんな平凡なやつと付き合っていいんですか?』

「関係ない。俺がお前を好きなことに変わりはない。それにお前のお陰で強くなっただけだ。」

『嬉しい。夢みたいだ。私もウシワカさんが好きです。』

「なら問題ないな。今日からお前は俺の彼女だ。いい加減名前で呼んでくれないか?」

『それは恥ずかしいからまだ無理です!!!!』

「そうか。残念だな。取り敢えずLINEでも交換しよう。」

遂に私のスマホにはウシワカの写真と動画だけでなく、連絡先が追加されることになった。





『じゃあ天童さんたちのもとに戻りましょう!若利くん!』

それを聞いた若利くんは、ふっと笑って

「そうだな、A」

なんて幸せそうだからこっちが照れる。








いつか日本代表になる若利くんには、どこかのお嬢様とか、芸能人とか、スポーツ選手と結婚する日が来るのだろう。

私と別れる日はもしかしたら高校卒業までの一年に来るのかもしれない。けれど、今はこの幸せな腕に捕まっててもいいよね。

『若利くん、私のこと覚えててくれて、好きになってくれてありがとう!』

「なんだ急に。当然のことだ。」









天然な若利くんに振り回されて。日本代表になる時に別れようとしたり。芸能人と熱愛報道されて、別れようとしたり。私は足枷にしかならないからって距離を置こうとしても、他の女に見向きもせず、自分を手放さない若利くんにしっかりプロポーズされるのはまた別のお話!

影山飛雄→←▼



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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 15時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして!白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です!!!これからも応援しています! (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます!本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます! (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2020年3月5日 13時

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