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「それで、今日はアンタに会わせたいやつがいるの。覚、連れてきた?」

「はーい!ちゃんと声かけたからもう少しで来るヨ!」

『え、もう天童さんに会ったから十分なんだけど?』





「あ、ここだヨー!」

なんて私の後ろの方に天童くんが声をかける。







「どうしたんだ、天童。」

え?幻聴?待って待って待って…!ウシワカの声が後ろから聞こえたんですけど!

ぎこちなく後ろを振り向くと、あの日本の期待のウシワカがいた。

「牛島くんごめんね。来てくれてありがとう。」

「ミーティングもストレッチも終わっているからな、構わない。」

「で、ほらこの子。紹介したい子。」

Aほら、挨拶!なんてしずちゃんから促されるけど緊張でどうにかなりそうだ。

天童くんはそんな固まった私を見て、ぶひゃひゃひゃひゃって笑ってる。初対面の私を指差して笑うのはどうかと思うよ?!

「俺は牛島若利だ。すまんが場所を変えるぞ。天童、彼女とゆっくりな。」

そう言って牛島くんに腕を掴まれる。そこから人混みをかき分けグイグイと進んだ。



着いたのはあの体育館裏。



「すまない。速かったな。大丈夫か?」

『あ、はい。気にしないでください。えっと、私はAAです。』

「知っている。」

『え?』

いや、なんで?私テレビに出たり有名なわけでもないし、SNSで有名なわけでもないし、なんで??

「一年の夏。会っただろう。」

『よく覚えてましたね。でも、名前教えてないですよね。』

「天童の彼女に聞いた。その日反対のコートに来てた高校は知っていたからな。写真見て名前を尋ねた。」

なんでそこまで?ドリンク代返せとか?

「俺は、お前に言ったこと、破ってないぞ。」

言ったことって、何を指してるんだろう。歩みを止めないってことだよね、多分。

『その、三本の指に入ってるんですよね、おめでとうございます』

「あぁ。ありがとう。お前は?もう泣いてないか?」

『そういう時もありますけど、ウシワカさんのプレーとか動画見て元気貰ってますよ』

「そうか。お前のスマホの中には俺が一杯だと聞いた。」

うわ、これ絶対しずちゃん情報でしょ!何言ってんのあの子!恥ずかしすぎだわ!!!

「俺は周りに恥じない強さを身につけた。だからそろそろ、画面の俺じゃなくて、本物にお前を元気付ける権利をくれ。」

『なんかそれめっちゃプロポーズ感ありますから、女子に簡単に言わないほうがいいですよ?!』

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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 15時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして!白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です!!!これからも応援しています! (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます!本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます! (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2020年3月5日 13時

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