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思考回路が追いつかないまま、ニコニコ笑い爽やかな声で語るこいつの話を左から右で聞きながす。
人の話は聞く、とかそんなの今はどうでもいい。
私の頭は、目の前にいるイケメンの言葉を理解することに支配されていた。
だって、ふざけているじゃない
「代役彼氏、やりますよ？」
なんて。
身体だけの関係でも構わない、そんな馬鹿な発言をするこいつに、私は何で反応したんだろう。
目の端に写るのは、渡り廊下で笑う真冬。
ずっと一緒にいた私しか見たことがなかった満面の笑み。
悔しかった。
無性に腹が立った。
そして、酷く、寂しかった。
腹の奥でドロリと熱いものが熔ける感覚が私を襲って。
私が知らない私が出てきて恐くなったのかもしれない。
１人、というものが、ことが。
とてつもなく嫌で、悲しくて、
私はいつの間にか、名前も何も知らない、出会って数分も経たない相手を、きつく、抱き締めていた。
消え入りそうな声が遠く、頭の中で響いた。
「お願い...ちょっとだけ、このままで···。」
・
・
・
カーテンによって光を遮断された暗い部屋に、甘い声が響く。
何でこんなことになったんだっけ？
そう考えると、必ず頭に浮かぶのは「代役彼氏、やりますよ？」という天宮の台詞。
こびりついて離れないのは何故なんだろう。
冷めきった目の奥に揺れ動く天宮の気持ち。合っているかなんてわからないけれど、あのときのあいつの目には“面白そう”という意思が揺らめいていた。
いつからだっけ？という問にもすぐ答えは出る。
これで何回目だっけ？自分に問うとまたもや返事はすぐに頭に浮かぶ。
真冬が、あの子に、あの笑み、を向けた回数分だけ。
「先輩ッ、顔ぐっちゃぐちゃ」
頬を赤く染めて意地悪に笑う天宮の言葉に顔が熱を発する。
涙は止まらないし、メイクは落ちてきてるし、顔は赤いし。
仕方ないじゃない。
こんなことをしている間にも浮かぶのは真冬の顔なの。
未練たらたらで本当に嫌になる。
「やだぁ、真冬ッ、」
思わず口をついて出た言葉も私達の中に溶け込んでいく。
段々、目の前にいる天宮が、真冬に見えてきて。
あぁ、最低だ。腐り切ったクソ女だ。
それでも何も言わず「A」と呼ぶ天宮に私は甘えていた。
恋って痛い。私は甘い恋をしたかっただけなのに。
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や(プロフ) - 天月さんの考えとる事が分からない感じがすごく気になります〜更新頑張ってください！ (2018年7月24日 15時) (
レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - ろと@Souなーさん» あ、天月さんでも全然いけるんですね、あ、安心(チキン野郎)更新頑張ります！！ (2018年7月12日 21時) (レス) id: aff682af9d (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - ろと@Souなーさん» すみません、まじ大天使様の爽快野郎Souくんじゃないでs((いや、でも天月さんが終わったらきっと書きます、きっと！！コメントありがとうございます！ (2018年7月12日 21時) (レス) id: aff682af9d (このIDを非表示/違反報告)
ろと@Souなー - あ、まつきくんか、、いや全然いける、、( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ 更新頑張れ〜 (2018年7月9日 0時) (レス) id: 6bd8d0a98c (このIDを非表示/違反報告)
ろと@Souなー - ん？ン？ﾝ?n?Souちゃんなの？Souちゃんだったらいいな、＞_(:3 」∠)_ (2018年7月9日 0時) (レス) id: 6bd8d0a98c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょう | 作成日時：2018年7月2日 18時
