8 サムライガール ページ9
▷ 菅原孝支 side
『え！A、関西出身なの！？』
A｢はい。こっちに来たのは中3の冬なので…やっと半年くらいですかね｣
澤村｢関西訛り全然出ていないよな｣
『うん、ぜんっぜん出てない』
A｢あ、本当ですか？上手く順応してるんでしょうか｣
ヘラっと笑ったAは、少し気恥しそうに頭をかいた。
…もうひとつひとつの行動がイケメンすぎる。
今は大地とAと3人で帰る途中だ。
澤村｢それにしても球技全般が苦手ってのは驚いたなぁ…なんでも出来そうなのに｣
A｢昔からずっと剣道をしてたんです…竹刀しか握ってこなかったから、ボールが苦手になってしまったんじゃないかなって｣
『剣道！？凄い！！』
澤村｢あぁ、だから姿勢が良いのか！｣
A｢姿勢は特に気をつけてます。崩れると打突に支障が出ますから｣
『へぇ…でも、なんでバレー部のマネージャー？剣道してるなら、剣道部に入れば良いのに』
俺がそう言うと、Aは少し表情を曇らせて、困ったように笑い、トントンと自身の左足首を触った。
A｢私、中2でアキレス腱切ってて。リハビリとかしたんですけど、怖くて…剣道辞めたんです。まぁ素振りとかは毎日してますが｣
『あ…ごめん』
A｢気にしないでください、……私、日向みたいに真っ直ぐ夢とか目標とかもってスポーツしてる人見るの好きで…少し羨ましくて｣
そう言いながら、今にも泣きそうな顔をしながらAは、少し先を歩く。
A｢でも今日、初めてバレーボールの練習を見て、感動しました…。バレーって、あんなに熱いスポーツなんですね…1本を、一瞬をかけて繋ぐ……凄く興奮しました｣
澤村｢A…｣
A｢マネージャー、やってみます。烏野が、先輩たちが羽ばたくのを見てみたいです｣
『…！』
あぁ、大地が気に入る理由がわかった気がする。
この子は誰よりも真っ直ぐで…素直なんだ。
澤村｢そうか…なら俺たちも頑張らないとな、スガ！｣
『そうだね…！Aもマネージャーの仕事頑張ってね！』
A｢もちろんです！やるには完璧にこなしてみせます！｣
9 フリフリエプロンは父のお気に入り→←7 ちゃんと協力して戦えるって証明します！
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ゆにぃ(プロフ) - 夢主ちゃんと私の誕生日が全く同じで運命を感じました笑 (2021年1月13日 1時) (
レス) id: db3ddbd843 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもおもしろいです、更新楽しみしてます (2020年7月2日 18時) (レス) id: 53c650bd15 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ナナさん» ナナさんコメントありがとうございます！頑張りますので楽しみにしててくださいねd(^_^o) (2020年6月26日 1時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 夢小説で剣道設定ってあまり見なくて、現剣道経験者からしたらすごく嬉しいですっ更新頑張って下さい (2020年6月25日 23時) (レス) id: a97c2b272e (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ふぇいさん» ふぇいさんありがとうございます！！更新頑張るのでこれからも見てくださいね(≧∇≦)/ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年6月21日 12時
