28 影山のトスは凄い ページ29
▷ 影山飛雄 side
アップ前に顔を洗おうと水道にきたら、金田一とAと思われる人物がなにやら話している声が聞こえた。
どうやら俺の話らしく、くだらない、と気にも止めずに顔を洗おうと角を曲がろうとした時だった。
金田一｢中学の時の同級生だ！アイツはチームのことを考えない自己チューなやつで！！｣
A｢……中学3年間…アンタは影山の何を見てたん？｣
シン、とその場が静まり返った気がした。
A｢…影山はな、ただバレーが大好きなバレー馬鹿なんや。バレーのことを1番に考える、脳筋野郎なんや｣
金田一｢何が言いたい…言ってる意味が分からな｣
A｢そのバレー馬鹿と腹割って話したん？影山が納得するまで話したんかって聞いてんねん。どうせ言うても無駄やわって諦めたんとちゃうんか？諦めたくせに、影山は自己中やとか言うな！｣
金田一｢うるさい！お前に何がわかる！！｣
A｢影山飛雄っていう奴と出会って数週間の私でも分かるわ！ていうか、影山のトスは凄い…それが打てたもんじゃない、やなくて、それを打てなかっただけ、やろうが｣
俺の中でなにかが弾けた気がした。
なんでコイツはここまで俺を庇うんだろう。
コイツの言う通り、俺はまだお前と出会って数週間なのに。
A｢あと、手ぇ離せや。首締まっとんねん。暴力で訴えるぞ、コラ｣
首？
俺は慌てて角から飛び出すと、金田一がAの胸ぐらを掴んでいるのが目に見えた。
『何してんだテメェ！！』
金田一｢影山…っ！｣
A｢影山…｣
金田一の腕を掴み、Aを解放する。
そしてAは、ギロっと金田一を睨みあげる。
A｢取り敢えず、今日痛い目に逢うやろうから、首洗って待っとけや。…影山、違う水道行こう｣
『は？あ、おい！！』
ぐいっと俺の手を引いて、その場をあとにするA。
…俺が水道使いたいこと知ってたのか？
わからない。
AAという人間がわからない。
29 抱きしめるとか…頭大丈夫？→←27 同級生のらっきょくん
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ゆにぃ(プロフ) - 夢主ちゃんと私の誕生日が全く同じで運命を感じました笑 (2021年1月13日 1時) (
レス) id: db3ddbd843 (このIDを非表示/違反報告)
のん - とてもおもしろいです、更新楽しみしてます (2020年7月2日 18時) (レス) id: 53c650bd15 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ナナさん» ナナさんコメントありがとうございます！頑張りますので楽しみにしててくださいねd(^_^o) (2020年6月26日 1時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 夢小説で剣道設定ってあまり見なくて、現剣道経験者からしたらすごく嬉しいですっ更新頑張って下さい (2020年6月25日 23時) (レス) id: a97c2b272e (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - ふぇいさん» ふぇいさんありがとうございます！！更新頑張るのでこれからも見てくださいね(≧∇≦)/ (2020年6月25日 13時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年6月21日 12時
