37 か、げ、やまくん？ ページ38
寝付いた翔陽を抱えて寝室へ行くと、みんな寝ていた。
翔陽を空いてるスペースに寝かせて、寝室を出てソファに寝転んですぐ、寝室の扉が開いてヌゥンと大きな影が現れる。
…蛍、にしては小さいな。
その正体の影山で、俺の元まで歩いてきて、じっと俺を見下ろしている。
……？
影山｢……………あの、さっきのって何すか｣
『さっきの？翔陽のこと？それは、俺の膝で寝ちゃったから運んで』
影山｢違うっす｣
『え』
トサッと影山に覆い被せられて、ソファに背中が沈む。
え？なにこれどういう状況？
そのまま影山は俺の耳元に口を寄せて、躊躇うような素振りを見せたあと小さな声で囁く。
影山｢えっちなやつのこと｣
『へっ』
俺の間抜けな声に驚いたのか、バッと顔を上げて俺の顔を見た。
『ぅあ、えっとな、それはお前にはまだ早い！』
影山｢何ですか、それ。気になるんす！｣
『…いやお前そういうのなさそうだから必要ねえってば』
影山｢そういうのってなんすか｣
『お、俺、保健体育の教師じゃねぇし！日本史だから無理』
影山｢………じゃあ明日学校で保健体育の教師に聞きます｣
『おいそれだけはやめろ』
じゃあ教えてください、と影山が意外としつこい。
翔陽の時はどうしたっけ？
あぁ、そうだ。翔陽のときは、すでに知ってたんだ。
中学の同級生の家で見たとか言ってたな。
『…影山、ここいじったことある？』
影山｢え｣
つん、と人差し指で影山のそこを触る。
ビクッとした影山は察したのか、顔を真っ赤にして俺を見た。
影山｢な、ないっすけど、それってもしかして｣
『……まぁそういうことです。理解した？』
影山｢し、ま、ひた｣
『………………しまひたか 笑』
テンパりすぎて噛んだ影山に笑いながら、影山を押してソファに座り直す。
影山｢…先生見るんすね｣
『見ないこともないけど、さっき見つかったのは俺の先輩が置いてったやつ笑 影山は見ねぇの？健全な男子高校生だろ笑』
影山｢俺はバレー一筋なんで｣
『あ〜、ぽいわ』
……うん、ぽい。
ぽいんだが、なぜジリジリと俺に詰め寄ってくる？
詰め寄ってくるからソファの端まで逃げてきたけど、まだ詰めてくる。
『か、影山？』
影山｢俺、やり方知らねぇ｣
『は？』
影山｢先生教えてください｣
は、はぁぁぁぁ！？
いやまて、そういう展開は望んでねぇ！
翔陽でさえ自分でそういうのは調べてたぞ！？
なぜ俺が！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1609人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
バナナ - 初コメ失礼します！ んふふふふ、ベーコンレタス！の予感がするぜ⭐︎ ((はいタメ口すんません。 (2021年11月16日 1時) (
レス) @page35 id: 63c79b7286 (このIDを非表示/違反報告)
草薙@kusa_nagi - …ふへへっ((←…ってなってしまう… (2020年12月6日 7時) (レス) id: e70c8bbbc1 (このIDを非表示/違反報告)
片儺木伊織 - これ最高 (2020年9月14日 22時) (レス) id: a0acb0a3f9 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - 亜星可也さん» 本当ですか！？してみます！ありがとうございます！！！笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - シバさん» オヒサマトリオは、私の癒しです笑笑 (2020年8月16日 9時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shiba
| 作成日時：2020年8月8日 21時
