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12月24日。
クリスマスイブの今日、ホグズミード村はクリスマスムード一色に染まる。
3年生以上のホグワーツ生は、何時もより一層豪華になったホグズミードに訪れていた。
ドアにはどの家もクリスマスリースが飾られ、ハニーデュークスの店の前には大きな樅の木のクリスマスツリーが置かれ、村中でクリスマス キャロルと鈴の奏でる楽しい音が流れている。
流石イギリスで唯一の、魔法使いだけの村 というだけある。
この時期のマグル界では必須である電飾、通称イルミネーション。勿論、魔法使いは電気など使用しない。
色とりどりの炎が中でめらめらと燃える、大小様々な球体のオーナメントが、至る所に飾られた。
マグル達には、到底真似出来ないような装飾が施され、まるでクリスマスシーズンのテーマパークのような雰囲気さえ醸し出している。
ロンドンのキングクロス駅に帰るためにホグズミードを訪れた生徒達は、本来の目的を忘れてショッピングと観光を楽しんだ。
ホグワーツ特急が駅に到着するのは夕方。それまでの間、この
恋人との暫しの別れを惜しみ、マダムパディフットの喫茶店でデートを楽しむ者、
休暇中に何を仕出かすつもりなのか、ゾンコの店で悪戯グッズを大量に買い込む者、
帰宅する前にマダムロスメルタを一目見ておこうと、三本の箒へやってくる者。
Aもホグズミードで燥いでいた生徒達の内の一人で、ハニーデュークスで沢山のキャンディやらトフィーやらを購入しては、三本の箒にてバタービールで喉を潤した。
一緒に来た友人のハンナやアーニーも、糖蜜のファッジや魔女鍋ケーキを頬張った。3人共、この休暇でロンドンに帰る生徒の内の一人なのだ。
「汽車が来るまで、あと1時間もあるわ。
ママったら、今年はクリスマスもイースターも必ず帰ってこいって言うのよ？」
ハンナはブロンドヘアをくるくると指で弄りながら言った。因みに、ケーキがのっていたと思われる小さな皿は既に空っぽになっている。
「僕もだよ。まぁ、家に帰れば、ふくろう試験の勉強に専念出来るよ。
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Canaria(プロフ) - Kaitlynさん» 有難うございます！励みになります^^ (2020年5月28日 12時) (
レス) id: 76f9154df3 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - とても面白いです！ワクワクしながら読ませて頂いています。無理せず更新頑張ってください！応援しています(^^) (2020年5月27日 23時) (レス) id: a8b20e8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Canaria | 作成日時：2020年5月10日 16時
