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「おい、ハーマイオニー、君＿＿
数人って言うから、僕てっきり＿＿」
ハリーはなにか言いかけたが、対してハーマイオニーは得意気だ。
その場に居るほぼ全員が、ハリーを好奇の目で見つめ、反アンブリッジ秘密活動の、記念すべき第一回目の会議が始まるのを、今か今かと待ち侘びているようだ。
Aもその1人だった。隣ではプラチナブロンドヘアのルーナが、ホッグズ ヘッドの、天気が崩れると雨漏りしてしまうであろうボロボロの天井を、興味津々に見上げている。
彼女は特にそれを気にしなかったが、後ろで、ハッフルパフのザカリアス・スミスが、ルーナに関してブツブツと文句を言う。Aは耳を貸さなかった。
「20……いや、30は居るぜ、ハリー。」
「ええと、皆ここに来てくれたってことは＿＿目的は分かっているでしょうけど、
アンブリッジの授業、受けたと思うけど……あれじゃあ、私達は正当な防衛方法を学べないと思うの。
だから、ハリーが＿＿実際に経験している人から、正しいことを教わるのが1番。そうよね？」
何人か、特にグリフィンドール生は激しく頷く。
ハーマイオニーの表情は更に明るくなり、寂しいホッグズ ヘッドに熱がさした。
「でも＿＿」
突然、ザカリアスが口を開く。
納得出来ない という様子でハリーをひと睨みすると、高圧的な口調で話し始めた。
「どうして、
僕らには戦う敵がいる訳でも無いのに＿＿」
ハーマイオニーはすかさず反論する。
「あなたまさか、魔法省の話を信じているんじゃないでしょうね？
言ったでしょう、ハリーは見たのよ！あの人が、復活したって！」
数人がハーマイオニーに同調する。
「えーと……君、誰？」
「ザカリアス・スミス。」
ザカリアスはぶっきらぼうに言い捨てた。
一瞬、水を打ったような沈黙が訪れる。
「皆は、ハリーから教えて貰うのに賛成でしょう？」
静けさを破ったのは、Aの希望に満ちた声だった。
「ザカリアス。アンブリッジの言う事を聞いて、ひたすら教科書を暗記するだけでいいと思っているならどうぞ、お引き取り願うわ。」
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Canaria(プロフ) - Kaitlynさん» 有難うございます！励みになります^^ (2020年5月28日 12時) (
レス) id: 76f9154df3 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - とても面白いです！ワクワクしながら読ませて頂いています。無理せず更新頑張ってください！応援しています(^^) (2020年5月27日 23時) (レス) id: a8b20e8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Canaria | 作成日時：2020年5月10日 16時
