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「え？＿＿それって、君、ルーピンに教えて貰うって＿＿」
「違うわ！ルーピンに会えるとしたら、ホグズミード行きの日だけで、それじゃああまりにも少なすぎる。何れにしろ、彼にはやることが沢山あるし……。
あなたよ、ハリー。」
ハーマイオニー以外の3人は目を丸くした。
その瞬間、今まで蒸し暑かった広間の空気が、さっと変わった。まるで、夏の中に冬の冷たく乾いた風が吹き込んだような。
中でもロンは、ハーマイオニーの意見に賛成するように、ハリーを驚きと期待の混ざった眼差しで見つめている。「ハーマイオニー、名案だよ！そうだ、僕、君と4年もいるのに、どうして君に教わろうとしなかったんだろう！」
「そんな、僕＿＿無理だ＿＿」
「無理じゃないわ！あなたって、本当に、ほら＿＿色々な危険に打ち勝ってきたんですもの。ハリー以上の適任はいないと思うの。」
Aもハーマイオニーに加わる。3対1で褒めそやされてしまえば、ハリーもにやけを隠せないようだ。
「でも、場所はどうするんだ？もしアンブリッジに見つかったら＿＿だって、それってあいつの教育方針を否定することになるだろ？」
「そうね、問題は場所と時間。それで、人ももっと集めなくっちゃ。」
ハーマイオニーは、纏まったことを次々と手元の羊皮紙の端に書き出す。
「待ってよ、ハーマイオニー！僕は君達3人にしか教えるつもりは＿＿」
「あら、それはダメよ。アンブリッジに対して良い思いを抱いてないのは私達だけじゃないし、皆もハーマイオニーの意見に賛成する筈だわ」
怒りに燃えていた先程までの姿は消え、Aは柔らかい笑みを浮かべている。彼女の意見に、ハーマイオニーも、ロンも大きく頷く。漸くハリーは折れ、了解した。
「そうと決まればA、できるだけ多くのハッフルパフ生を説得してくれるかしら？
最初の集合場所はどうしましょう……。時間は、取り敢えず次のホグズミード行きの日でいいわね。」
よし、とハーマイオニーは立ち上がる。そして、メモをとっていた羊皮紙の端を、ハリーに渡した。走り書きしたハーマイオニーの細々とした字が書かれている。
ホッグズ ヘッド、次のホグズミード行きの土曜日に
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Canaria(プロフ) - Kaitlynさん» 有難うございます！励みになります^^ (2020年5月28日 12時) (
レス) id: 76f9154df3 (このIDを非表示/違反報告)
Kaitlyn(プロフ) - とても面白いです！ワクワクしながら読ませて頂いています。無理せず更新頑張ってください！応援しています(^^) (2020年5月27日 23時) (レス) id: a8b20e8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Canaria | 作成日時：2020年5月10日 16時
