スクールカースト最下位の私が宝くじを２回当てたら彼氏が出来た件について【歌い手】

school caste 217. ページ6

翔太「……てか、思ったんだけど誠君のお父さん誠君の恋愛事情には深追いしない癖してAの恋愛事情となるとそんな風になるのは何故？」


和樹「(ｷﾞｸｯ)」


彼方「……天月。誠と同じ分類だよ」


「「「「え”」」」」


その瞬間その場にいた全員がお父さんの方を向いた。


怜「……Aが言ってたの、あれ冗談じゃ無かったの？」


『いや、割と普通にマジ』


棗「お、お父さんもそうやったんか………」


輝「所謂親バカって所やな？w」


千羅「家族に愛されまくりで大変やね、Aちゃん」


『それに加えて彼方も入ると考えると……』


和樹「ちょっと待ーった！A、その“家族”に彼方君も含んでないよな？！？？！？！」


『……』


必死で訴えてくるお父さんから目を逸らすと、お父さんは発狂していた←


ま、ちなみに含んでないけど。←←←


彼方「……A」


そんな風に思っていると、彼方が私の隣に立った。


すると彼方は何を思ったのか、私の指に自分の指を絡めて優しく握った。


『……かっ、彼方？！？？！？！』


和樹「んなっ………?!」


誠「ちょっと彼方ぁー？！？？！？！」


真衣「うふふ、彼方君ったらダイタンね〜」


その光景にお父さんは口をパクパクして金魚みたいになって、誠は彼方に文句を言ってる。しかもお母さんは何か楽しそうに笑ってるし……


ねぇお願いだからお母さんこのシスコンと親バカ止めて？！？？！？！←


彼方「……お父さん。見ての通り、僕達は付き合っています」


真冬「そらるさんが……」


翔太「“僕”………」


和樹「彼方君のお父さんになった覚えはないぞ？！？？！？！」


真衣「はいそこ騒がないの。ごめんね彼方君。お話続けて貰える？」


彼方「……はい。付き合ってます、だから…海外は「解ってるよ」……え？」


和樹「ちゃんと、Aを幸せにしなさい」


彼方の言葉を遮ってそう言ったお父さんは優しげに微笑んだ。


彼方「…はい！」


彼方はそれに対し笑って返事をすると、私の方を見た。


彼方「じゃあさ、お父さんからも了承貰ったし……」


ニヤっと彼方は笑うと、私はまさかと思って一歩後ずさるが手を繋がれていた為離れられず、私は目を逸らすしか無かった。


そしてギュッと目を瞑ると、頬に何かが当たる感触がした。


和樹「…か、彼方君っ？！？？！？！」


誠「ちょっとおおおお？！？？！？！」


その瞬間、この２人が大絶叫を上げたのは言うまでもなかった。

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