Travel.47 ページ8
そっと離れて彼の胸に顔を埋めて抱き着くと、キスの余韻に浸った。
『……何気にファーストキスだったんだけど……』
志麻「そうやろうなーって予想してた。実は俺もなんや」
『そうなの？……意外』
志麻「意外って……俺どんな風に思われとるんや。てか本気で恋だなんて全然した事なかったし」
『……私はそういう環境で育ってきた訳じゃなかったから』
悲しくなってきて彼の背中に回した腕の力が少し強くなってしまった。
志麻「無理して思い出さんでええの。てか思い出したらダメや。それが影響して他人と関わるのを拒否してしまっていたとしても、今こうやって俺と両思いなれたんやし……な？」
『…………うん』
だけど、そんな私に優しく接してくれるのが志麻なんだ。深く傷を抉られたけど、彼になら全てを委ねられるんだって思えた。
志麻「A。Aは死の天使じゃない」
『それは志麻から何回も聞いてるよ』
志麻「やな。……だからこそ、普通の人間として俺を好きになったんちゃうん？」
『……うん、普通の人間として…だけど、そんなのよりももっと大きな理由で、好きになった』
志麻「それならええよ、普通の人間なんやから。もっと大きな理由ってのも、人間だから持った理由なんやろ？」
『うん』
志麻「それでよし。別に俺は普通の人間以前に"俺の彼女”として接しとるからな」
『………バカ///』
志麻「照れとるん？Aは照れ屋さんなんやなぁ」
『……っ…志麻だって、そうな癖に』
志麻「Aよりはマシだけどな？」
あぁもう、悪びれもなく言うって本当にヤダ……
『……志麻』
志麻「ん？」
『今日から、志麻の部屋で寝ていい……？』
りぃ君の傍だと、また泣いちゃうから…と付け足すと、全然ええよ、むしろ大歓迎と言ってくれた。
志麻「まぁ…そうした方が莉犬君も喜ぶと思う。目を覚ましたら自分のせいで泣かせたって思われると思うし……それに、Aが傷付つ事もきっと莉犬君は解ってて守ったんやろな」
それに関しては莉犬君の方が解っとるし。と若干不貞腐れていう志麻に、これから解ればいいよと返すと嬉しそうな表情をした。
志麻「…ただ、なぁ………」
深く溜息をついた志麻に、私は頭にクエスチョンマークを浮かべたけど何でもない、と誤魔化されてしまった為、そっかと返したのだった。
志麻「…………(俺が耐えられるかなぁ…………)」
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つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» よくわけわかんなくなってバカみたいな顔して硬直してます…← (2018年8月20日 20時) (
レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - つぎつぐさん» ただあれ間奏の時にリズムとテンポがズレやすいですよね……(苦笑)(頑張って親友に仕掛けますwww) (2018年8月13日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» 猫ふんじゃったは独学で気合で覚えました！！w（頑張ってください！！←） (2018年8月13日 13時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 緒音*おのんさん» 猫ふんじゃった弾けるだけ凄いです。最初弾けなかったので……(確かに！よっしゃやったろっ←) (2018年8月12日 12時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
緒音*おのん(プロフ) - NANAさん» サックスもですか！楽器ができるのってものすごくうらやましいです...！わたしなんかピアノで猫ふんじゃったが弾けるくらいですよww（コーラっぽくしたらできそうですね！！←） (2018年8月12日 11時) (レス) id: 1a98ce6b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NANA | 作者ホームページ：
作成日時：2018年3月5日 9時
