さぁ、旅立とう。第２章【浦島坂田船】

Travel.71 ※ヤンデレシーン注意！ ページ35

うら「……ここでいいか」


うらたは俺の耳を甘噛みして、はむはむと何回も噛んだ。


それと同時に尻尾も触られて、ビクビクした。


うら「ゾクゾクする？」


ニヤリと笑いながら聞いてくる彼に、


莉犬「その表情が１番ゾクゾクする……」


と返すと、口付けされた。そして、


莉犬「ッ！」


舌を噛まれ、血の味が口内に広がる。それをうらたは自分の舌で止血しながら俺の血を飲んだ。


＿＿そして、完全に止血するまでずっと舌を絡め取られてやっと唇を離すと、彼の唾液と自分の血の味が混ざって口の中が何時もとは違う感じが残った。


うら「ごちそーさま」


莉犬「……っ///」


こんな事されている上にご馳走様と言われて赤面してる俺はもう可笑しいのかもしれない。


うら「……今の、莉犬にされるより好きだわ……可愛い…すげー可愛い…」


光の無い瞳で見られて、押し倒されて、そしてキスをされながら血を飲まれて……こんな状況でも彼をかっこいいと思ってしまう自分がいた。


莉犬「……うらた……」


うらたの手を取り口に持っていき、指を舐めたり甘噛みしたりするとうらたは俺の頭を撫でてくれた。


うら「口の中で舐めまわしてもいいんだよ？」


そんな瞳で言われたらそうやるしかないじゃん、と心の中で思い口に含み、何度も舐め回したり噛んだりした。


＿＿と思ったら、喉の奥の方に指を入れられた。


莉犬「……?!」


吐きそうになって、でも彼の指が奥の方で暴れ回るのを感じて我慢した。


莉犬「……っ、ふ……」


生理的に涙が出てきて、それでもうらたは辞めてくれない。むしろ更に暴れ回った。


うら「その表情１番好き……苦しそうで辛そうで吐かない様に必死になって涙浮かべてんの……口の中じゃ俺の指に舌絡めてんじゃん…」


その言葉１つ１つにゾクゾクして、彼の手を掴みもっと奥に入れようとした。


うら「俺の指が入ってんのにいいの？本当に吐いちゃうよ？」


莉犬「んっ……やら…」


うら「……じゃあ、こうしてあげる」


うらたは唇を弧に歪めると、指を奥から前に抜き差しして前の方で指を暴れさせ、また奥に入れた。それを何回も繰り返されて、本当に辛かった。涙が零れて、それでもうらたは止めてくれなかった。


莉犬「うりゃた……吐い、ちゃう…お願い、止め……」


そう言って訴えると、うらたはやっと口から指を抜いてくれた。


うら「……美味そう」


そう言ったうらたは今度は自分の口に含みそれを舐め始めた＿＿

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