さぁ、旅立とう。第２章【浦島坂田船】

Travel.72 ページ36

うら「……ん…甘…」


それをわざとらしく音を立てて舐め終わると、うらたはこちらを向いた。


うら「必死に吐くの耐えてたのすげー可愛かった…またやってあげる」


そう言われて凄くゾクゾクした。


莉犬「うん……」


うら「……疲れた？」


そう言われてこくん、と頷くとうらたは俺の腕を掴んでそっと起き上がらせてくれた。


うら「今日は終わりにしよっか。……莉犬も眠いだろ？」


莉犬「まだゾクゾクしたかった……」


そう俺が言うと、うらたはニヤけた。


うら「……そんな可愛い事言ってくれるんだ……じゃあ明日もする？」


莉犬「明日はいいかな……でも、したくなったらして……」


彼の腕を掴んで胸に顔を埋めると、


うら「何時でもしてあげる」


と言って頭を撫でてくれた。


うら「どうする？船に戻るのはキツいでしょ、ホテルで泊まる？」


莉犬「……うん…」


疲れ果てて眠くなってきた俺にうらたは優しく接してくれた。


うら「連れてくよ。こうしたの俺だし……」


しゃがんで背中を向けてくるうらたに、今は甘える事にした。


莉犬「ありがと……ごめん、後はよろしく…」


先に謝ると、彼は


うら「無理しなくていいから寝とけ？」


と言ってくれた。


そして、俺をおぶった彼が立ち上がると俺は眠気に任せてそっと目を閉じた。


＿＿彼の体温に安心しながら、眠りについたのだった……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

作者から一言言わせて下さい。

ヤ ン デ レ ム ズ い

以上。

後今回短くてすみません！

by NANA

Travel.73→←Travel.71 ※ヤンデレシーン注意！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す