、 ページ8
、
しかし私のリリックは神宮寺寂雷にさらなる攻撃を与えるのではなく
──彼の体力を回復させた
…まあ、私のアビリティーは味方だと思った人を守れる能力だから
飴村乱数の攻撃を私が受けたに正しいけど
寂雷「え･･･？」
乱数「は？何やってんのオネーさん？」
『明日はディビジョンバトルがあります。スタッフとしてここでケガをさせる訳にはいかないので』
胸に手を乗せて、言の葉党の党員としての責任を果たした
「はああ！？何それ！？つまんなっ！」と乱数はイヤな顔をする
『すみません』
私はお腹の下に手をまわして、深いお辞儀をした
乱数「なにこのオネーさんつまんない！行こ！幻太郎、帝銃！」
足音が三つ遠ざかっていく
寂雷「ありがとう」
『いえ』
左馬刻「ふーん」
銃兎「どうした？行くぞ」
彼たちは次々に中王区の壁を越えていった。私は息を吸って吐く。壁の汚れを落とすのに専念した
もう会うことはない
はずなのだ
、
、
無花果「私が注意したばかりだったはずだがマイクを使うなどいい度胸だ」
『！無花果様･･･！』
見られてた！
『申し訳ありません！！』
無花果「お前は頭を下げるだけか？何のためにお前みたいな脳なしを養っていると思う？」
『っ･･･』
罵られるのは慣れている
無花果「まあ、いつものようにそう言いたいところだが、お前のリリックを見させてもらった」
『？』
頭上から聞こえる無花果様の声が優しくなったような気がした
無花果「良いものを持っているな」
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真灯
| 作成日時：2021年5月30日 20時
