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『(なぜか…お茶会をすることになった…)』
無花果「乙銃女様、この意味は…」
乙銃女「意味などありません。仲間の交流を深めることはいいことじゃないですか」
無花果「は、はあ」
無花果とナミはどうしてこんなことをするのだろう…と疑問に思いつつ、少し楽しそうな乙銃女に合わせることにした
ナミの隣には乙銃女。目の前には無花果。という並びになっている
テーブルの上にはさっき、ナミが食べたそうにしていたマカロンやクッキーが並んでいた。適当につまんでいいと言われたけど、どうしても遠慮してしまう
乙銃女「ナミ、さっき食べたそうにしていたじゃないですか」
『いえ、そんなことは…』
乙銃女「バレバレですよ。口を開けなさい」
『ん…お、おとめさま…』
無花果「(私は一体、何を見せられているんだ…)」
無花果はいちゃついているように見える2人を眺望し、紅茶を煤った。そして、ナミの頬についているお菓子の粕を見つけると「ついているぞ」とその頬を手を伸ばす
無花果「まったく…」
『(また呆れられてしまった…)』
乙銃女「…少し手を洗いに行ってきますね」
『ぁ…！ごめんなさい私が自分で食べなかったばかりに』
乙銃女「いいのですよ」
乙銃女はソファから立ち上がると部屋をお出になる
残されたこの部屋の空気はというと…詰まっている
無花果は一口また啜ると、ナミに向かって一言唱える
無花果「お前はまだ、自分を責めてばかりなんだな」
『っ…』
無花果「壁の外に出せば、少しは変われると考えていたのに…」
ここでナミは『ん？』となった。考えていたというのはどういうことだろう？
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作者名：真灯
| 作成日時：2021年5月30日 20時
