【ヒプノシスマイク】ブラックな監視役 (ページ10)

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【麻天狼】

独歩「これ俺の名刺です。受け取ってください」

貴女が救急車に連絡をとっている時です。彼は残った力を振り絞って貴女に小さな紙切れを渡します

「観音坂さん？」

独歩「あ、そっちじゃくて」

彼は名前に方に指を出しますが、タイミングの悪いことに救急隊員が到着してしまったのです

「それじゃあ私はこれで」

独歩「だ、ダメ！まだ行かないで！く、ください」

腕を硬く握られます。あれ？熱が出ているはずなのにこの握力は何なんでしょうか。離せ

神宮寺寂雷

一郎「ナミ、こちら神宮寺寂雷先生」

Watts？どうしてこの人が【萬屋ヤマダ】にいるんですか？

『へ？』

寂雷「驚かせてしまったようだね、ナミちゃん」

しかも名前まで知られていて若干引いてしまいます

一郎さんから話を聞くと、彼から貴女を探してほしいと頼まれていたようです。「ヤクザじゃなく先生ならいいかなーって」

寂雷「独歩君を助けてくれてありがとう。改めてお礼を言いに来たんだ」

『い、いえ･･･(当の本人じゃないのにワザワザご苦労様です)』

一郎「先生、あがってください」

寂雷「ありがとう。けどここへ来たのは私だけじゃないんだ」

え？

伊弉冉一二三

当然、先生しか視界にいないため彼だけここへいらしゃったのかと思っていた貴女ですが、先生の後ろから招待客が

一二三「やあ、お会いできて光栄だよ」

背中から黄金の羽が見えてきそうなほど眩しいこの男性は･･･

『誰？』

一二三「おっと、忘れられちゃっているようだね。まあ、仔猫ちゃんとの時間はシンデレラの魔法のようにほんの一瞬だったから仕方がない」

よくペラパラと口が回りますね、と違うところを尊敬してしまう貴女。しかし彼はそのままラビリンスな言葉を並べながら貴女の手を取ります

一二三「僕は伊弉冉一二三。仔猫ちゃんの心を奪いたいキューピッドさ」

手のこうにキスを施されます。そんなことされたら･･･

『いじるのは･･･やめて、ください･･･』

異性だし顔が赤くなってしまいますよ･･･

一二三「っ･･･！(あ、あれ？スーツを着てるのに彼女を見ると･･･鼓動が速くなる･･･)」

さて、これは何の病気でしょうか

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一二三「先生、スーツ脱いでもいいですか？」

寂雷「それはまだ早いんじゃないかな。彼女に慣れてからね(もちろん私も)」

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