【ヒプノシスマイク】彼の対処法8

眠っている夢主がキャラのことを好きって寝言で言ったら【リクエスト】 ページ36

【白膠木簓】

「ﾌｷﾞｬｯ」

夢主ちゃんのふにゃんとしたボイスと"しゅき"の一言にグサッと来たみたいです。

「しゅきって･･･簓さんのこと好きやって///」

簓さんもつられてふにゃふにゃらしいです。

「もーあかんわ〜･･･

しゃーない、これはナミちゃんが悪いんやで？今夜も一緒に寝ようなぁ」

今夜"も"ということは、たびたび夢主ちゃんの部屋に侵入し、寝言きいて萌え死んで、一緒に寝ているってことです。

反省しない点は、芸能人の朝がはやいせいでしょうか。夢主ちゃんが起きたとき、彼は隣にいないのです。


【躑躅森盧笙】

「はっ！？あかん！？」

夢主ちゃんの寝顔にもやられていたのに「こんなんあんやろ！？」です。

胸に矢が刺さると後ろにクッションがなくても背中から倒れてしまう先生。

「ナミ･･･はあ･･･急すぎで死にそう･･･」

語彙力低下。

ちゃんと寝ているか確認しに来ただけの先生ですが、1時間ぐらいここでゴロゴロしていました。

落ち着いたあとは

「はあ････この好きってラブのほうやないんだろうな･･･

でも、好きって言うたやん。うん。好きって言うた！ん？それは友達として好きなん？先生として好き？ん？」

自問自答したことにより頭がこんがらがってしまいます。

「まあ、好きってゆうことは今の関係が丸ってことやん！」

ポジティブが大切。



【天谷奴零】

「おぅ、俺も好きだぞ」

夢主ちゃんが寝ている部屋に行くときは毎度(こういうことが起きると予想していて)腹をくくっていたため、何言われても平常心で受け取れるようです。

「ナミちゃんはどんな夢を見てんだ･･･」

夢主ちゃんの髪を優しく撫で、子守唄を歌うように和みのある声で聞きました。

しかし、柔らかかった夢主ちゃんの表情はだんだんと固くなり、『たす･･･けて･･･』と額に汗が流れていきます。

「っ････」

零さんはその言葉にだけ物凄い反応を見せました。

「まだ"あん時"のを引きずっているのかよ･･･」

夢に魘される夢主ちゃんの肩を揺すり、起こします。

「魘されてたぞ」

夢主ちゃんの瞳からポロポロと涙がこぼれました。零さんは夢主ちゃんを抱き締めようとしますが、彼女は『出てって』と彼を外へ促しました。

「まだ、か･･･」



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