【ヒプノシスマイク】彼の対処法8

夢主ちゃんが反抗期になり、ジジイ呼びしたら【歳上or同年】 ページ31

【神宮寺寂雷】

「ナミちゃん、夜遅くに帰ってくるなんてどういうつもりですか？」

上から見下ろしてくる彼を『うるせぇ、ジジイ』と睨み上げました。

「じっ･･･！？」

まさか夢主ちゃんからそんな言葉が出てくるとは思わなかったらしく、これは先生でも固まってしまいました。

先生はひと息吐いて

「ナミ。目上にそんなことを言ってはいけませんよ」

と叱りました。しかし、夢主ちゃんはまったく反省しておらず、またジジイと。

「その呼び方はやめなさい」

やれやれ、と先生が頭を抱えるほど夢主ちゃんの反抗期は処置に困るらしいです。

「？ またどこかへ行くんですか？」

居心地が悪くなった夢主ちゃんは獄さんのところに行ってくると言うのです。

「ッ･･･！本当に････」

夢主ちゃん、まだ彼に本当のことを明かしていませんでした。

「イヤです！行かせたくありません！」

彼は夢主ちゃんの名前を呼び、ひき止めようとしますが、

「ナミ･･･！」

夢主ちゃんは出掛けてしまったのです。



【天国獄】

「ジジイだと！？」

彼の背後から雷が落ちるのが見えました。

「確かにお前から見たらジジイって言われる年齢かもしれねぇけどよぉ･･･」

前に出た手がプルプルと震えている状態からかなりショックだったと思われます。

「つか、俺、なんかしちまったか？」

自分のことはともかく、貴女に何かしてしまったのか気遣ってくれます。

「俺が悪かったからよ･･･」

謝ってくださいますが、反抗期は止められません。『頭下げんなジジイが』

「うっ･･･」

やはり、グサッとくるみたいです。けど、

「(口はわりぃが)」

───頭下げんな

───私より歳上の人が謝らないで

「(素直じゃねぇところはかわんねぇな)」

夢主ちゃんのことがわかっていれば

「何でも言っとけ」

こういう反抗する時期も可愛いみたいです。



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