ハッピー･･･バースデー･･･ ページ50
【波羅夷空却】
《「ナミ！今日は拙僧の誕生日だぞ！？それなのに、来れないってどーゆうことだよ！？」》
彼の言うとおり、今日は彼の誕生日なのですが、夢主ちゃんは今日、中王区にお呼ばれしてしまったのです。
《「テメー！友人の誕生日を祝えないってどーゆうツラしてんだよ！？ア"？」》
電話越しでも彼が怒っていることは声の音量で分かるのですが、どうしても今日は抜けられない仕事が･･･
《「もーいい！！！お前とは絶交だ！！」》
プツンと電話を切られてしまいました。
、
空却「ナミのヤロウ･･･」
夢主ちゃんと電話を切った彼はケーキを持ってきた十四くんや獄さんと目がぱっちり合います。
獄「お前･･･ナミのこと大好きだよなぁ」
獄さんがははんとイヤらしい目で見てきます。
空却「はァ！？ナニ言ってやがんだ！俺はアイツのことがだいっきらいだ！！」
獄「そんなこと言って、ナミに祝ってもらえなくて寂しがってんのはどこのどいつだ？」
十四「ふふっ、空却さん可愛いっ」
空却「あン！？」
クスッと笑った十四くんは彼の手を握り、
十四「なら、ナミちゃんに会いに一緒にトウキョウへ行きましょう」
しかし、彼は･･･
空却「だ、れ、が、ア、イ、ツ、の、と、こ、ろ、に････行くかぁーッ！！」
絶賛喧嘩中なのであります。
空却「おい、十四、修行しに行くぞ！」
十四「ぇ？」
獄「お前、今日･･･」
空却「ごちゃごちゃうるせーっ！いいから、あの山に行くぞ！！」
彼が指をさした山は･･･ナゴヤで一番高い山。東谷山でした。
獄「あー、今日は運動する気分じゃないってゆーか･･･」
十四「じ、自分、ここでケーキ食べてたいっす･･･」
2人がノル気でない様子に彼は
空却「もういいっ！拙僧ひとりで登ってやる！！」
ひとりで家を飛び出てしまったのです。
、
空却「こんなゆるやかな山、たいしたことねぇのに･･･」
あっという間に頂上へ来てしまった彼。ナゴヤの町を一望したことで達成感は出たのですが･･･隣に人がいないと寂しいと思ってしまうのです。
空却「ナミの馬鹿･･･」
彼は地べたに体育座りをし、夢主ちゃんのことを罵りました。
空却「今日は拙僧の誕生日なんだぞ････」
、
next
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲葉 - なみさん» き、気を付けます…。てか、続編！？ (2021年8月21日 12時) (
レス) id: ff7afa0b0d (このIDを非表示/違反報告)
咲葉 - お二人さんありがとうございます！私も更新とともにコメントもすっごい楽しみなんですよね〜。返信とかも。 (2021年8月21日 12時) (レス) id: ff7afa0b0d (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - マーヤさん» それな！みんな優しくて幸せなんです( *´艸｀) コメントは毎度私も見てます。まあ、アンチ来たらすぐにグッパイさせますけど。作者のガラスのハートに刺さったらすぐに追い出します(*｀ω´*)ふふふ、作者は別にち、チキンじゃないし！続編いきやしょ！ (2021年8月21日 11時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
マーヤ - てか、ここにコメント？書く人達優しすぎて癒される。作者さんも、コメ書く人達も優しくて最高だな (毎回作品更新されたら、感想言ってるからそれも含め楽しみにしてる) 次は続編いくのかな...？ (2021年8月21日 10時) (レス) id: 5a4bf756c9 (このIDを非表示/違反報告)
マーヤ - なみさん» 空却くん可愛いかよ！ 誕生日祝ってほしい空却くん可愛いー！ なみさん、やっぱり天才っすよ！！！ (2021年8月21日 10時) (レス) id: 5a4bf756c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真灯
| 作成日時：2021年8月13日 21時
