【本編】取り引き ページ34
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仄仄「ねぇ、ナミちゃん。あの人たちが大切なら」
「私と取引しましょう?」
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全て作戦のうちだった…
私が轢かれて、死んで、彼らとさようならする作戦…
なのに…あやゆく彼が轢かれるところだった
私を引き止めるからだ
体が勝手に動いたのは気のせい
彼が死ぬんじゃないかってって表情が歪んだのも気のせい
助けられてよかった…なんて思ったのも気のせい
彼らに感情なんて根付かない…そうでしょ…?
全部、気のせいよ
私に感情なんてないもの…
仄仄「あらあら〜?それなのに、助けちゃうなんてどういうことかしら〜?矛盾しているんじゃないの〜?」
ここでハッ、となった
わたし…まだ生きてる…
体が揺れている…ああ、救急車に乗せられているのね
どうりで隣にこの人がいるわけだ
付き添いにしてはひどいんじゃない…
『…わたし…か…かれ…どちらかを…ころそう…としたわね…』
仄仄「聞き捨てならないわよ?」
「でも、あってるかもね♪ だって前に言ったでしょ?」
__仄仄「ねぇ、ナミちゃん。あの人たちが大切なら」
「私と取引しましょう?」
あれは…そういう意味だったの…?
大切なら守れるでしょ?ってこと…?
ひどい…ひどい…!死んでたかもしれないのに…この人は…!
仄仄「んふふっ♪ それじゃあ取引は成立ってことで、次に進みましょう?」
『ねぇ…てはださない…そう…とりひき…してくれるのよね…?…』
仄仄「ええ、もちろん♪ 貴女がちゃんと働いてくれるなら」
働く…?
そこで気づいたのは、前に乱数のクローンが言っていたことだった
__「毎度毎度ディビジョンの人達と戯れすぎだってさ〜♪」
上司がこの人だというのなら
『はたらくわよ…これからちゃんと…かれらときょりをおいて…』
仄仄「それは無理だと思うのよね〜」
彼女はニコニコと微笑むと、懐から私が知っているマイクを取り出す
真正ヒプノシスマイク…
しかも…わたしが…手を打ったやつじゃない…
仄仄「あなたのアビリティーがなくなっても…まったく痛くも痒くもないのよね…
…仲間を守るアビリティーなんて水臭いもの」
そのマイクから逃げようとしても無駄だ
体がそこら中、痛くて動かない…
仄仄「ばいは〜い♪」
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___ここで私はシャットアウトした
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えむ(プロフ) - なみさん» ありがとうございます✨学パロじゃなくて普段のキャラたちに打ち明けた時……みたいな感じがいいです…! (2021年12月7日 7時) (レス) id: e2f1f8e38b (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - えむさん» あ、あと。保健室登校のって、キャラたち学パロですか? (2021年12月6日 15時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - えむさん» 了解しました〜いつも見ててくれてありがとうございます!こうやって、コメントで感想を教えてもらうとすっごく助かります(*’ー’*)ノ (2021年12月6日 14時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 夢主ちゃん生きてて良かったー!!寂雷先生ナイスでございます! (2021年12月6日 2時) (レス) id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
咲葉 - なみさん» ダイスもそるじゃーだったか…。 (2021年12月5日 20時) (レス) id: ff7afa0b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 | 作成日時:2021年11月22日 18時