検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:16,337 hit

#79 睨み ページ29

ネズ(マリィ)の家に行くことが決まった頃に、ようやくキバナの麻痺が解けた。

マリィがキバナのこと置いて行こうとしていたなんて言えない…

とりあえず今は歩いてネズ(マリィ)の家に行ってる途中。ただもうちょっとかかりそうなのがなぁ…暗くなってきたし。

リザードンに乗っていこうか?でも流石にあの子でも3人乗るのは無理だよね、あの子に負担がかかっちゃう…

あ、そうだ、キバナは今フライゴン連れてきてるかな?

だったらいけるな。聞いてみよっか。

「キバナ。」
先ずは呼び掛ける。

「どうした?A。」
「今ってフライゴン連れてきてる?」

「ん、嗚呼。今ここに居るけどどうかしたか?」
そう言って腰元のモンスターボールを撫でる。

良しっ!
「今呼んでくれないかな?暗くなってきたから飛んだ方がいいかな〜って思ってさ。」

「そうだな、その方がいい。俺様はいいけど年頃の子2人を危ない目に合わせる訳には行かねぇしな。」

そういった後、頭をわしゃわしゃと撫でて来た。ゴツゴツとした男の人の手だ。みんな(ヒプノシスマイクの)じゃないのに不思議と嫌な気持ちにはならなかった。

と、その手を止めた者が居た。無論マリィだ。

「A姉に触らんで。嫌がってるから。」

と言ってキッと睨みつけた。
どうやらマリィはキバナが苦手らしい。

別に嫌がってる訳では無いんだけど、、

キバナは少しの迷いをみせた後、以外にもすんなりと手を離した。
「…悪ぃ、A。」


わっっかりやすく落ち込んでるぅぅぅ。
犬耳としっぽが見えるのは気の所為かな?

シュン、ってしてるな…

「嫌じゃなかったよ。大丈夫だよ、キバナ。マリィも、ありがとうね。」


キバナ、わっっかりやすく元気になったな。
マリィは、なんかホワホワしてる。


おっと、そういえば本題からズレてたね。

「マリィは私とキバナ、どっちの子に乗る?」

「A姉!!」


即答やん。

「分かった。ちょっと待っててね。あ、キバナもフライゴン呼んで?」
「嗚呼、分かった。」


カラン

「リザァ!!(A、話は聞いたぞ!!)」

おお、元気なことで。

その頃、キバナもポケモンボールからフライゴンを出していた。

「フライ!!フラフラ(あ、Aちゃんだ!!久しぶりだね。こんなに大きくなって…)」

近所のおばさん感(よく分からないけど)が凄い。

「ふふ、フライゴン、久しぶりだね。」

「リザ(急いだ方がいいんじゃないか?)」

「あ、そうだね。」

そんな会話をしながら私たちは空を飛ぶ。

#80 "み"じゃなくて"い"なのは、小さな反抗。→←#78 2人のギュッ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
設定タグ:ポケモン剣盾 , ヒプノシスマイク , 転生トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:灰かぶり | 作成日時:2020年7月5日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。