#31 過去の話 ページ31
『ブラ？(どうした？)』
『リザ(？)』
『ヒバ(誰だソイツ)』
『テブッ(何…？)』
『ラプ(なあに？)』
『マホッ(どうかしたの？)』
『ポニ？(ん？)』
『イエッサ(どうかしたか？)』
『イエッサイエッ？(何かありましたか主さま？)』
『ヒメ!ヒメ？(どうかしたの!どうしたの？)』
『ッ』
あらら〜バチュルが怖がってる……
皆、丸くなってくれる？
『ブラ(嗚呼)』
私が言うと、皆は丸くなってくれた。
まだ皆に話した事のない私の話をしようと思うの。
聞いてくれる？
《聞くに決まってる。》
ありがとね。
じゃあ……─────ってクロト？
「僕がAの話をするね」
──むかしむかし、あるところに子が生まれました。
その子はすくすくと育っていきましたが、その反面、世界に絶望していました。
早くにその子の父親が亡くなり、母親はだんだん狂っていきました。
はじめはたくさんの事を両立し、それらを全て完璧にしなければいけませんでした。
…しかし、その生活に慣れてきた頃にたった一回ミスをしてしまいました。
そこからの生活は一変し、
子供がいる家に男を連れ込んで2人一緒に寝たり、その子に今以上に暴力を振るったり。
その子の癒しは推しだけでした。
ですが、貯めたお金で買ったものも壊されたりしました。
学校ではいじめられ、家では暴力を振られたりもっと酷い事をされたり。
その子は限界でした。
ただ、１回だけ転校する事になりました。
その学校では、いつも以上に偽って居ました。
その子は、自分がわからなくなり、愛を知らず、人を簡単に信じず、自分も信じず、人が分からなくなり、消えたくて、死にたくて、願い方がわからず、甘えるとは何かわからず、心配とは何かわからず、トモダチが何かわからず、当たり前が何かわからず、家族とは何かわからず、素で接せる相手が居らず、、、、、、
こんなのでは足りません。
壊れそうになりました。
その子は死にました。
やっと、やっと、死ねました。この世界から消える事が出来たのです。
その子は、ゆういつ好きなたくさんの物語の世界に転生トリップすることが出来ました。
その子の人生は未だ未だ始まったばかり。
おしまい
あ、他言無用ね。
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錨絡(プロフ) - レズアさん» よっしゃ任せといてください！現在進行形で剣の冠の雪原やってます…！頑張ってください！ (2020年11月7日 22時) (
レス) id: b3cb4375d4 (このIDを非表示/違反報告)
レズア(プロフ) - 錨絡さん» ほ！気づいてくださいましたか！自分グリムノーツ大好きなんですよ！！楽しかったですよね！これからも少しずつグリムノーツの要素を入れるので暇な時にでも読んでくださると嬉しいです。 (2020年11月7日 20時) (レス) id: 16ff9919d9 (このIDを非表示/違反報告)
錨絡(プロフ) - もしや…グリムノーツの想区ですか…！！あのゲーム、たのしかったですよね…！ (2020年11月7日 16時) (レス) id: b3cb4375d4 (このIDを非表示/違反報告)
レズア(プロフ) - ひすいさん» 読んで下さりありがとうこざいます。もし宜しければ、こちらの作品をご贔屓に。ひすいさんも、これから頑張ってください！ (2020年8月22日 17時) (レス) id: 16ff9919d9 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 読み終わりました！ありがとうございました！ (2020年8月22日 12時) (レス) id: 13e26514b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰かぶり | 作成日時：2020年4月18日 12時
