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愛が5こ ※会話文多め ページ7

主人公side



こんなの、今言うことじゃないのに…

『大体、私が三郎にいつ何をしたの?!』

違う、

『いっつもいっつも私の言葉は無視して!!』

こんなことが言いたいんじゃない。

『それなのに毎日毎日いち兄いち兄って!!!』

三郎「っ、」

『そんなに私と話したくない?!なら私はどうしたらいいの!!』

三郎「ちがっ」

『違う?何が違うの?!』

徐々に顔が歪んでいく三郎。

三郎「A…」

『私の何が嫌なの?!言ってよ!じゃないと、私は!!!』

私は…!!

三郎「A。」

『何を信じればいいのか分かんな「A!!!」っ!』

···。

三郎「A、ごめん。ずっと、そんなこと思ってたなんて気付かなくて…」

『…いいよ、謝罪なんか。嫌い、なんでしょう?』

三郎「は?」

は?って、なんでそんなに怒る必要があるの?

『私も、諦めるから。戻りなよ、大好きないち兄達の所に。』

そう言えば、ドアの近くにいた三郎が近づいてきた。

ギュッ

『はっ?!』

な、なに…

『なんで抱きしめ…』

るの、そういう前に口が塞がれた。

…塞がれた?!

『んっ、んーっ!!』ドンドンッ

苦しいっ

胸を強く叩いても離れてくれない三郎。

三郎「んっ、ふっ」

気づけば三郎の手が腰と頬に添えられてて、酸素を求めようと口を薄く開けばそこから生暖かいものが入ってきた。

ヌチュ、チュッ

なに、これ…っ、

『も、む、りだってば!!!』

ドンッ

『はぁ、っ、ケホッ』

きっと今の私の顔は、真っ赤に染まっているだろう。

三郎「ふ、かわい。」

は、なに…

『きゅ、急になに…?!』

三郎「別に、そう思っただけ。あと、なんだっけ?私のこと嫌いなんでしょ?だっけ。」

『だ、だって…』

小学生のケンカ以来素っ気なくしてた癖に急に話しかけてきたんだよ?

三郎「嫌いなわけ、ない。」

『え、?』

三郎「ずっと、好きだった。大好きで、大切で、失いたくなかった。」

三郎「小学生の頃、知らない男子と話すAが嫌だった。」

『っ、やっぱり「俺だけに、笑顔を向けて欲しかったから。」…』

三郎「いち兄にも二郎にも、誰にも渡したくなかった。いや、今でも渡したくない。」

『三郎…』

三郎「兄妹なんて、関係ない。俺は、Aが好きだから!!」

っ、も、なんでそんなこと言うかなぁ、?

『…バカじゃん、!』

三郎「はぁ?バカじゃないし。」

私が勝手に勘違いしてたんじゃん…

『ほんと、バーカ。ボソッ』

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Rion(プロフ) - 続きが気になります!!! (2021年3月19日 19時) (レス) id: 509eabb025 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる - もしかしたら同い年かと…同い年でこんなおもしろいの書けるってすごいですね!これからも楽しみにしてます! (2020年4月29日 15時) (レス) id: 0a456539a3 (このIDを非表示/違反報告)
げんちゃろ推しのポ女 - かっちゃんさん» コメントありがとうございます!更新が遅くなりました。。楽しみにしていただけているなんて、、すごく嬉しいです!!!更新頑張ります!!! (2020年3月15日 22時) (レス) id: 24006cdbd2 (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん(プロフ) - (っ'ヮ'c)ウッヒョォォォォオ…続きがたのすぃみ…更新たのすぃみにしてもす (2020年3月11日 18時) (レス) id: 17dcb00d4a (このIDを非表示/違反報告)
げんちゃろ推しのポ女 - ひつじさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!!! (2020年3月4日 17時) (レス) id: feab841105 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:げんちゃろ推しのポ女 | 作成日時:2020年2月23日 2時

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