summer song . (ページ10)

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顕嵐「なにそれ、てか、お昼から焼肉いってんの？(笑)」

と、けらけら笑う顕顕くん。

いろいろと恥ずかしくてもう限界。

「ギター、教えてくれてありがとう。もう十分だよ！」

もう、離れてとは言えなくて
遠回しに離れてほしいことを伝える。

顕嵐「んー？」

とぼけて、なかなか離れてくれない彼。

完全に歳下に遊ばれてる！！！

諸星「え！？！なにしてんの？！」

諸星くんと萩谷くんが手に缶ジュースをもって戻ってきた。

私は回っていた顕嵐くんの腕を思いっきり解いて、離れた。

「いや、違うくて！！！ギター教えてもらってたの！！！」

顕嵐「あはははは！先輩の反応が面白くてついつい！じゃ、俺予定あるし帰るわ」

と、爽やかな笑顔で帰っていく顕嵐くん。

諸星「なにされたの？(笑)」

「な、なんにもされてないから」

諸星「え～、あの体制で？？」

「ほんとに、教えてもらってただけだよ！」

諸星「ふ～ん(笑)顕嵐、誰にでも優しいからチャラそうに見えるけど、いいやつだから！」

いやいや、チャラいでしょ！！！

しかも、私がサークルに入らないといけなくなったのは、彼のせいでしょ？！

絶対、その優しさというやつで
別れたんだろうな～～。と確信する。

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