◎ ページ50
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珍しく自分の気持ちを素直に伝える A。
俺も大切にしたい一心で
セーブかけてたけど、逆に不安にさせてたみたいで
でも、そんなに俺のこと好きなんだって思うと
にやけが止まらなくなる。
萩谷 「…そんな嬉しいことばっか言われると、調子のる。俺も、どんどん好きになってく一方だよ？でも大切にしすぎて、不安にさせたみたいだね」
ごめん、と頭に手を乗せると
やっと俺の顔を見てくれる。
萩谷 「でも、もうセーブしなくていいんだよね？」
鼻が触れ合うくらい、顔をぐっと近づけると
耳まで真っ赤にして、ぎゅっと目をつむる
萩谷 「…………ふっ」
その顔が、面白くて、可愛くて、笑ってしまう
萩谷 「キス、されると思った？」
「さ、さいてい…」
すぐに恥ずかしくなる彼女の反応が可愛くて、
ついつい意地悪したくなる
怒ってる彼女の後頭部に手をやり
次は本当にキスをする。
「んっ……」
そんな反応されると止まんなくなる。
「はぎやくんっ、も、むり…」
唇を離すと、呼吸を整えるA。
萩谷 「いつまで、萩谷くんって呼ぶの？」
「じ、じゃあ、萩ちゃん…？？」
バカなの？なんでそうなんだよ。
萩谷 「美勇人くん、とか、北斗くんって呼んでるのに？」
「……けいごくん。」
萩谷 「なぁに？」
「…すきだよ。」
俺、こんなに幸せでいいのかな。
もう一度、深くキスをする。
萩谷 「……知ってる」
−−− キラキラ輝く 魔法みたいだ
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作者名：きい | 作成日時：2017年7月16日 23時
