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♪三百二十三話♪ ページ4

体育館に入り、三人で準備をしていると、カララと扉が開くのがわかった。


赤葦「おはようございます。」


赤葦先輩は静かに扉を閉め、こちらに向かって歩いてくる。
そして、少し木兎先輩の相手をしてから、綾音ちゃんと僕の方に向き直った。


赤葦「今日二人とも早いね。
鍵当番?」

雷門「えっと、Aちゃんはそうなんですけど、私はたまたまです。」


綾音ちゃんは、そう言いながら後ろに一歩だけ引いた。
いや、距離。遠い。

それを見た赤葦先輩は苦笑いに似た表情をした。
ちょっとレアだ。


木兎「あかーしぃ!
トス!!」


木兎先輩の大声に、赤葦先輩は返事をして駆けていく。

いつも木兎先輩をバッサリ切ったりするけど、やっぱりバレーが好きなんだな。
無表情に楽しそうだし。

ふと、孤地獄を用意する闇鬼神の姿が浮かんだ。
…いや、鬼灯よりは表情豊かだろ。

僕は、首を左右に振った。

バシィィイン!!と、床がボールを弾いた。
空気の振動が肌に伝わってくる。
木兎先輩のスパイクが決まったようだ。
いつ見ても迫力がある。
それに、表情が嬉々としている。

このチームは、皆が木兎先輩を引っ張るチームだと、以前先輩が言っていた。
けど、木兎先輩もちゃんと、皆をリードする力があると思う。

何となく立ち位置が閻魔大王っぽいんだよな…。
まぁ、大体のステータスは木兎先輩のが上な気もするけど。
運動然り体型然り。

改めて。僕も面白い人達と居るんだな。

換気をするために開けた窓から、サラリと風が舞い込んだ。


雷門「……A、ちゃん?」

貴方「?
何?」

雷門「…いや、何でもないよ。」



真夏の早朝の涼しさが、何処か心地良い。
僕は、いつの間にか増えた部員達を、目を細めて眺めた。

♪三百二十四話♪→←♪三百二十二話♪


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黄瀬咲夜(プロフ) - はじめまして!ハイキュー!!,黒子のバスケ,鬼灯の冷徹好きなアニメが3個あるなんて嬉しいです。物語も面白いですし。頑張ってください! (2019年6月7日 16時) (レス) id: 92733d3471 (このIDを非表示/違反報告)
猫かぶり少女(プロフ) - 初めまして!めっちゃ面白いです!続きめっちゃ気になります!更新頑張ってください! (2018年11月20日 20時) (レス) id: b0408dc810 (このIDを非表示/違反報告)
七海の狐(プロフ) - ええ!?ここで完結ですか!?続きみたかったです…(´・ω・`)でも!!ほんっとに!面白かったです! (2018年4月5日 3時) (レス) id: 3033678926 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ葉(プロフ) - 輪照 茅さん» 茅さん!お久しぶりです!そう言って頂けるとすごく嬉しいです。頑張ります! (2017年5月14日 9時) (レス) id: 31015084b9 (このIDを非表示/違反報告)
四ツ葉(プロフ) - ノノさん» ありがとうございます!なるべく早く書けるように頑張りますね! (2017年5月14日 9時) (レス) id: 31015084b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:四ツ葉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hozukinatu1/  
作成日時:2015年4月12日 14時

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