会話文多めになった…続きます! ページ48
先日は丁度生ゴミの集荷日だった為、腐った食べ物の臭いが鼻をつく。
そんな中にまみれていながら、平然と喧嘩をしていた男達の精神や、如何に。
驚きで目を見開いたゴンの視界をそっと塞ぎ、キルアはゴミ箱の蓋を閉める。
そうしてそこから立ち去ろうとした、次の瞬間。
「「ちょっと待ったぁぁぁ!!」」
「うわっくっさ!!近寄んなよお兄さん達!!」
「お、お兄さんか……イイな…」
「おっさんキモい」
「誰がおっさんだ、だ、れ、が!!」
バコンッ!!と豪快に蓋を押し開けて此方に飛びかかってきた二人を、すんでの所で避ける。
予想外に俊敏な動きに驚いたキルアは、ゴンを抱えたまま二人から全力で距離を取る。
どうやら敵対する人間ではないようだが、怪しさMAX過ぎて関わりたくない。正直今すぐ消えて欲しい。
「桑原お前次元裂けるだろ!!斬れよ!!」
「ふっざけんなよ浦飯ィ!!あれはなぁホイホイ使える代物じゃねーんですぅー!!」
訳の分からない事を口走りながら喚く二人を冷たい目で一瞥し、もがくゴンを肩に抱えてそっとその場を去ろうとした。
が、
「おい待てや坊ちゃん……」
「まさか置いて行く訳じゃあねーよな……?」
がしぃっ、と、死霊の如き悍ましい顔で、キルアの肩と足をがっちりと掴む。
キルアは、本能的に察する。
此奴ら、ぜってー面倒臭い……!!
「その、まさかだよっ!!」
二つの手を強引に振り払い、割と全力で走り出す。
後ろから聞こえる声はこの際無視だ。オレ達は何も見ていない。
突然走り出したキルアに、ゴンが叫ぶ。
「キルア!さっきの人達は!?」
「あんな奴らほっとくのが常識だろ!帰るぞ!」
人混みに足止めされないよう、屋根の上を身軽に飛び回るキルア。
しかし。
「待てやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ッギャーーーっ!?何で着いて来れんだよ、あいつらっ!!」
あの二人も、異常な身体能力で持ってしっかりとキルアを付け回した。
執拗に執念深く、体力という柵など初めからないようなしつこさで。
罵り合いながら鬼ごっこをする四人は酷く目立ち、通報しようとする人も多数。
いまやすっかり、キルアから敵とみなされている二人組。
「ざっけんなよ殺すよおっさんら!!」
「おーおー殺ってみろや線のほっそいガキンチョが!!」
「お兄さん達、キルア本気だよ!?今の内に逃げた方が…」
「皿屋敷中学舐めんなゴラアアアア!!」
「あーもーしつこいな、ゴン!!お前も走れ、撒くぞ!!」
「えぇ!?ま、待ってよキルア!」
ハンターキャラって甘い物好きな人多そうですよね、ハッピーバレンタイン!→←節分って合法的に嫌な奴に物理攻撃仕掛けられますよね
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ハル(プロフ) - °.*カタミ☆*.°ミさん» おぅわっ!?そうだった!!了解しましたー! (2015年3月3日 17時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
°.*カタミ☆*.°ミ - ハルさん» いきなりでゴメン!!今日はレオリオの誕生日だから番外編つくってほしいな〜…なんて…。間に合わなかったら、全然いいんだけど…。本当に当日でゴメン!! (2015年3月3日 7時) (レス) id: 4a9c2a9d92 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとりあえずあありがとうございます!! (2015年2月26日 6時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - のんのんさん» いいえ違います、ただの(重度の)オタクです←い、一年もかからないように……します……(震え声 (2015年2月25日 22時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとで無茶言ったなとかめっさ考えてたのに、あなたが神か!!ご、後光が……←もう1年でも待ちます!!……私、待ってるわ………ずっと、ずぅっとね………(ヤンデレ風に (2015年2月25日 22時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
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