結月様リク！ ページ39
「ヒソカー?いる?」
スパァンッ、と遠慮など捨て去った様子で、現ヒソカ宅のドアを開け放つ。
オートロックの解除からピッキングまで、無駄のない無駄に洗練された無駄な技能を駆使してここまで来たのだ。
「……いるけど…」
突然の不法侵入に、少なからず驚きを見せるヒソカ。
当然だろう。このマンションはセキュリティが厳重な事で有名なのだ。
それをこうもあっさり突破されては、改めてAのチートっぷりを実感するしかない。
「あ、よかった。風呂場貸してくれないかい?」
「っ!?」
思わず飲んでいたコーヒーを吹きそうになった。
噎せるヒソカをバカを見る目で眺めるAだが、元凶は貴方だと小一時間言い聞かせたい。
「っげほ……突然何?何があったの?」
こちらも負けじと視線を向けるが、何でもないように受け流す。
「煩いねぇ、ここ突破するのちょっと大変だったんだから。労ってよ」
汗一つかいていない体で何を言うか。
全力で突っ込みたい気持ちを意地で抑え込み、風呂場を指差す。
「いいよ……使って…」
言うだけ無駄だと悟り、何故か疲れてきた心情を気付かないフリで誤魔化す。
いつも通り傍若無人なのだが、今日はそれに拍車がかかっている気がする。
一体何があった、と悩むヒソカの耳に、やけに近くで衣擦れの音が聞こえた。
何をしているのかとそちらを見て、そして激しく動揺した。
「ちょっ師匠!?何してるの!?」
脱ぎ捨てられた上着は無造作にソファに置かれ、今にも上着を脱ぎそうな態勢。
まあつまりは、脱衣所でやるべき事をここでしているのだ。
「え?風呂入るのに服を着たまま入れって?」
「そうじゃなくて!!脱衣所でやってって事!」
「面倒」
いつにも増して無防備なAに、今度こそ頭を抱えた。
何だ。何があったんだ本当に。
ちょっとどころじゃなく色々大変なので、切実にやめてほしい。
何とかAを脱衣所に押し込み、片手で目元を覆った。
突飛な行動は大抵理由があるし、損得を適切に判断して行動する、Aが。
理由も検討すらつかない、得など何一つない行動を何故するのか。
微かに聞こえるシャワーの音をBGMに只管考えていると、風呂場が開く音がした。
……嫌な予感しかしないのは気の所為ではない筈だ。
半ば無意識にAのコートを持って待機していれば、予感は見事に的中した。
「ヒソカ、服あるかい?」
「あるから早く来てね!?」
タオルを首にかけただけで、何故出てくるのだろうか。
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ハル(プロフ) - °.*カタミ☆*.°ﾐさん» おぅわっ!?そうだった!!了解しましたー! (2015年3月3日 17時) (
レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
°.*カタミ☆*.°ﾐ - ハルさん» いきなりでゴメン!!今日はレオリオの誕生日だから番外編つくってほしいな〜…なんて…。間に合わなかったら、全然いいんだけど…。本当に当日でゴメン!! (2015年3月3日 7時) (レス) id: 4a9c2a9d92 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとりあえずあありがとうございます!! (2015年2月26日 6時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - のんのんさん» いいえ違います、ただの(重度の)オタクです←い、一年もかからないように……します……(震え声 (2015年2月25日 22時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとで無茶言ったなとかめっさ考えてたのに、あなたが神か!!ご、後光が……←もう1年でも待ちます!!……私、待ってるわ………ずっと、ずぅっとね………(ヤンデレ風に (2015年2月25日 22時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
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