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あんこあら様リク! ページ33

血生臭く薄暗い部屋の中、つい先程まで生かされていた男が息絶えた。

「…つまらないね」

1人呟くのは、誰しもが認める拷問卿、フェイタン。

情報を聞き出す為に拷問を始めたというのに、爪2枚でギブアップとは。

最近のマフィアは根性が足りない、と理不尽に怒るフェイ。

そこに、唐突にノックの音が響いた。

気配が消されていたのか、ノックの音が聞こえるまで訪問者の存在に気が付かなかった。

拷問に集中していたとはいえ、人一倍警戒心が強いフェイを欺けるのは限られている。

そして、わざわざここまで来る物好きは1人だけだ。

「A、何か用か?」

「おや、バレてたのかい?」

態とらしく目を瞬かせて、音もなく室内に入ってくる。

「お楽しみ中だったかな?」

「いや、もう終わたよ」

機嫌の悪さを声に滲ませると、Aはくつくつと笑った。

「そりゃあねぇ。拷問耐性何て、呑気なマフィア程度には思いつきもしないだろう」

「それにしてもよ。もう少し粘てほしいね」

「無理難題を……」

苦笑いする彼女は、何をしにここに来たのだろう。

ヒソカが来ていないから、大方クロロの読書談義に付き合わされたのか。

2人して本の虫なので、楽しそうなのは結構。

たまには、此方も構って欲しいのだれけれど。

「何しに来たか」

「冷たいねぇ。遊びに来ただけ」

僅かに気分が高揚するが、表には出さずに椅子に腰掛けた。

「案外暇人か?お前」

「失礼な……まぁ、今は仕事がなかったんだけど」

「けきょく暇人ね」

「否定はしない」

ドヤ顔で言い切るAに、意図せずして笑みが零れた。

やはり、こいつと話すのは楽しい。

「そうだ、使用済みのアイアンメイデンって持ってる?この前依頼人の家で見つけたんだけど」

「保存状態と年代」

「食いつくねぇ…状態は良好、目視で200年くらい前かな」

「交換条件は」

「キャットオブナインテイル3本」

「成立ね」

思いがけない物も手に入るし、普段よりは多く会話出来た。

今日は少し気分が良い。

そう思いながら、手元の画集を広げた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんな感じになりました!!
如何でしょうか…苦情はリクして下さった方のみ受け付けます。

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ハル(プロフ) - °.*カタミ☆*.°ミさん» おぅわっ!?そうだった!!了解しましたー! (2015年3月3日 17時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
°.*カタミ☆*.°ミ - ハルさん» いきなりでゴメン!!今日はレオリオの誕生日だから番外編つくってほしいな〜…なんて…。間に合わなかったら、全然いいんだけど…。本当に当日でゴメン!! (2015年3月3日 7時) (レス) id: 4a9c2a9d92 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとりあえずあありがとうございます!! (2015年2月26日 6時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - のんのんさん» いいえ違います、ただの(重度の)オタクです←い、一年もかからないように……します……(震え声 (2015年2月25日 22時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとで無茶言ったなとかめっさ考えてたのに、あなたが神か!!ご、後光が……←もう1年でも待ちます!!……私、待ってるわ………ずっと、ずぅっとね………(ヤンデレ風に (2015年2月25日 22時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2014年10月11日 20時

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