kirakirabosi746様リク! ページ15
「…ヒソカ」
「師匠…本気?」
「こんな条件出されたら…受けるしかないだろう…?」
重い空気の中、会話をする2人。
一見怪しげな取引の話だが、実はそこまで大層な事ではない。
むしろ−−
「1年間料理半額なんて条件出されたら、断れないだろう!?」
がたっ、と椅子から勢い良く立ち上がり、如何にその店の料理が素晴らしいか熱弁し始める。
駄目だ、こうなったらAは決して引かない。
呆れつつも変わらない師に、ヒソカはため息をついた。
事の発端は、1通のメール。
要約すると、何処からかAの料理の腕を聞きつけ、料理番組に出て欲しいとの事。
ただ、番組は生易しい物ではない。
チャンピオンと呼ばれる調理人との対戦形式なのだが…
特設会場にて、“食材調達から調理まで”を行うのだ。
中には珍味だが危険な食材もあり、ここ最近で挑戦者が減って来ている。
しかし視聴者側からは面白く、中々の視聴率を獲得している。
どうにかして盛り上げなければ…そこで思い当たったのが、Aの話。
一般人にも知れ渡っているAの仕事は、条件次第で何でもこなしてくれる。
最早、これしか道は残されていなかった。
だが、いくら金銭を積んでもAは動かない。
苦し紛れに、番組の人気料理を出すレストランの値段を1年半額にすると言ったら。
OKが出てしまった。
しかし、調達人と調理人という分担があるので、体裁として2人組でなければいけないと。
そこで巻き込まれるのが、ご存知の奇術師。
「ボクはいいとして、師匠はそんな公に顔出して大丈夫なの?」
「あたしの能力で誤魔化すか、イルミに頼む」
そこまでするか。
喉元まで出かかった言葉を、何とか飲み込む。
まあ、Aは案外美食家だったりするので、仕方ないと言えば仕方ない。
自分が出なければ、大方イルミかクロロあたりに頼みに行くのだろう。
それは、嫌だ。
「…ボクにもその料理、食べさせてよね♦︎」
「ありがとう、ヒソカ」
結局、いつもの2人が出向く事になるのだ。
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ハル(プロフ) - °.*カタミ☆*.°ミさん» おぅわっ!?そうだった!!了解しましたー! (2015年3月3日 17時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
°.*カタミ☆*.°ミ - ハルさん» いきなりでゴメン!!今日はレオリオの誕生日だから番外編つくってほしいな〜…なんて…。間に合わなかったら、全然いいんだけど…。本当に当日でゴメン!! (2015年3月3日 7時) (レス) id: 4a9c2a9d92 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとりあえずあありがとうございます!! (2015年2月26日 6時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - のんのんさん» いいえ違います、ただの(重度の)オタクです←い、一年もかからないように……します……(震え声 (2015年2月25日 22時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとで無茶言ったなとかめっさ考えてたのに、あなたが神か!!ご、後光が……←もう1年でも待ちます!!……私、待ってるわ………ずっと、ずぅっとね………(ヤンデレ風に (2015年2月25日 22時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
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