終了！ ページ11
イルミは、その異変に開始0.1秒で気が付いた。
いつもなら人1人分、若しくは3mの間隔を開けて隣を歩くAが。
普通に、文字通り“隣”を歩いてくれているのだ。
喜びの沸点が低いのは十分承知の上。しかし嬉しい物は嬉しい。
しかも、何か物音が聞こえる度に僅かに身を震わせてミリ単位で近づいてくるおまけ付きだ。
そんな至極当然の事が、イルミにとっては嬉しくて堪らないのだが。
やはり、不自然だ。
てっきり「さっさと終わらせるよ」とか何とか言って、スタスタ行くと思っていたのに。
探索の為にゆっくり歩くイルミに合わせている。
最早依頼そっちのけで考えていたイルミに、素敵な仮説が思い浮かんだ。
「ねぇ、A」
「…何だい?」
「もしかして、
幽霊とか苦手?」
ピタリ、歩みを止める。
やけに緩慢な動作で振り返り、イルミに向けてこう言い放った。
「何言ってるんだいイルミ、幽霊なんている訳ないじゃないか、そもそも心霊現象って言うのは念の存在を知らない一般人が勝手に幽霊とか何とかって勘違いしてるだけであって幽霊＝念で全て繋がるんだよ、第一幽霊がいるならこの世界は幽霊で埋め尽くされてるじゃないか、そういう点からしても幽霊の存在は真っ向から否定出来るんだよ分かる?」
一息に言い終わり、イルミは確信する。
怖いんだな…と。
「……うん、わかった、幽霊はいないね」
「だろう?」
満足げに頷くA。
そしてイルミは。
「(…使える)」
当然の如く、変な方向に思考が進んでいた。
これは、使えるだろう。
幽霊騒ぎに託けてセクハラしても問われない。何なら恐怖で固まるAを押し倒しちゃっても良し。
ダメな事に硬く決意し、探索を開始したのだった。
「…っていう事を夢で見たんだよね。最近寝起きが凄い快適」
［…長いし、イルミ、君今何時か分かってる?］
「AM2:35」
［分かってるならこんな長々と話さないでくれるかな♣︎］
「嫌だよ、全力でお前に自慢したかったんだから」
［…言っておくけど、師匠は心霊スポットの調査依頼にも普通に行ってるからね♠︎］
「…………」
［…………］
「…ヒソカ、今すぐ死んでよ」
［八つ当たりはやめてね!?］
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
続き物になってしまった←
何かおかしな所御座いましたら、遠慮なくどうぞ!!
リクエスト下さったミーちゃん様、ありがとうございました!!
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ハル(プロフ) - °.*カタミ☆*.°ﾐさん» おぅわっ!?そうだった!!了解しましたー! (2015年3月3日 17時) (
レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
°.*カタミ☆*.°ﾐ - ハルさん» いきなりでゴメン!!今日はレオリオの誕生日だから番外編つくってほしいな〜…なんて…。間に合わなかったら、全然いいんだけど…。本当に当日でゴメン!! (2015年3月3日 7時) (レス) id: 4a9c2a9d92 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとりあえずあありがとうございます!! (2015年2月26日 6時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - のんのんさん» いいえ違います、ただの(重度の)オタクです←い、一年もかからないように……します……(震え声 (2015年2月25日 22時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - ハルさん» あとで無茶言ったなとかめっさ考えてたのに、あなたが神か!!ご、後光が……←もう1年でも待ちます!!……私、待ってるわ………ずっと、ずぅっとね………(ヤンデレ風に (2015年2月25日 22時) (レス) id: 4f2bf80238 (このIDを非表示/違反報告)
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