２５話（8/30） ページ27
これから更に大変になるなあ、と先の苦労で今から胃を痛めながら、リュックから携帯電話を取り出した。何をするって、そんなんフェイへの結果報告に決まってるじゃないか。
目を閉じてでもできるほど体が覚えた操作で、愛しのダーリンへとお電話。いつもより数回少ないコールの後、いつでも聞きたい声が耳元に流れる。
『落ちたね』
「受かりましたー！」
段々と確信度を増しているのは一体何なのだろう、そんなにハンターになってほしくないのか。何故だ。私が狙いたいのはフェイの心だけだから安心してほしい。
『ああ、終わたのか。長々とご苦労ね』
「ほんと長かったし、明日講習があってさ。終わったらできるだけすぐ戻るつもりだけど、拠点どっかに移してる？」
『かなり動いたよ。ミンボ共和国にクロロがいる』
「ミンボ……あー、あの辺」
確かパドキア共和国の南にある国のはずだ。最終試験会場からも近く、飛行船で二日、天候や風向きが好条件なら一日半くらいで着く。
「じゃ、色々やることがあるから、終わったらすぐそっち行くね。皆はどうしてる？」
『どうもしてないよ。バラバラね』
「そりゃそうか」
元よりあれだけの人数で固まっていることの方が珍しい人たちであるから、そこは気にすることでもない。どうせ九月になれば一気に会えることだし、さして寂しいとも思わない。……ちょっとだけあの賑やかさは恋しいけども。
それからしばらく試験の内容などの取り留めもない雑談をし、やはりフェイからぷつりと電話を切られた。何度経験しても可愛い。上手い別れの言葉が言えないらしい私の夫可愛すぎでは？
もう二、三年は一緒に過ごしているというのに、未だに胸がきゅうっとなる乙女心は健在である。日々可愛いの限界を超えるフェイのせいだ。
あと数日もすればフェイを抱きしめられる。近い未来に多幸感をたっぷり感じながら、寝る準備をするべくお風呂に向かった。
「皆さま、まずはハンター試験お疲れ様でした。ですが試験に受かったからといって、はいどうぞと終わる訳にはいきません。これから約一時間ほどの講習を行います」
並み居る曲者たちを前にして背筋をピンと話すマーメンさん、会長が信頼を置くだけあって中々の強者ではなかろうか。
手元には黒服の試験官に配られたライセンスがある。自然な流れで隣に座ったヒソカさんは退屈そうに指先でくるくる回しているが、価値を考えるとそう雑には扱えない。人生七回遊べるんだぞ、七回。
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ハル(プロフ) - 向日葵さん» ご無事で何よりです…！それはありがとうございます(笑)幸い軽微な被害で済みましたので、すっかり元気に続いています！余震はまだ少し怖いですけれど、元気にやって参りましょう！ (2018年9月15日 13時) (
レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - エルさん» 同郷の方！ご無事で何よりです！本当に、復旧にあたって下さった方々には頭が上がりませんね…H×Hが完結するまでは何としてでも生きてやりますよ！ (2018年9月15日 13時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ネフェルティティさん» そちらでも台風などで非常に大きな被害が出たとお聞きしております。地震に台風にと最近災害が一際目立っておりますが、どうかお元気で、ご無事でいらっしゃることを心より願っております。温かいお言葉をありがとうございます！頑張りましょう！ (2018年9月15日 13時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - シユウさん» ありがとうございます！何年もお付き合い頂き感無量でございます…！お願い死なないでシユウさん！ (2018年9月15日 13時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» ありがとうございます！まだまだ頑張って行く予定です！ (2018年9月15日 13時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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