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後々の禍根を取り除くためにも、話し合える場を設けておく必要はあるだろう。思い立ったが吉日と、リュックを背負い直して駆け出した。
万一にもヒソカさんの進行ルートと交差しないよう、慎重に道を選んで人の気配を探る。ヒソカさんが殺気を放った方角を目安に進めば、多少は探しやすくなるはずだ。
その予感は見事的中し、およそ十分の疾走でクラピカたちを見つけられた。あとはどう接触しに行くかだが……クラピカはともかく、レオリオがどう出るかさっぱり分からん。
レオリオとは、ハンター試験前の船以降会話の機会がなかった。一次試験はクラピカに構っていたし、二次試験はヒソカさんに付きっきりだったし、三次試験は言わずもがな。
彼が目撃している私は、クラピカと同様のシーンのみのはず。果たしてどんなリアクションをされるか、正義感に溢れた彼のことだから、考えるだけで疲れてしまう。
まあ、尻込みしていてもどうにもなるまい。幸い邪魔が入らないことは確定しているわけだし、ゆっくりじっくり、お話するとしよう。未来明るき十代の若者たちと。
「やっほー、おひさー」
不意打ちしようとした、とは思われたくないので、真正面から堂々と姿を現した。気配を消してもいなかった私を察知はしていたらしく、戦闘態勢に入っていた二人が一瞬目を見開き、すぐに構えを正す。あらま、完璧に敵認定ですわ。
「覚えてる？ 私私、Aさんだよ。今、闇討ちしようと思えばできた状況なんだからさ。敵対の意思はないと見なしてくれたら嬉しいな」
「何の用だ。ターゲットを探しているのか？」
「いやいや、私はもう六点集めたよ。自分の分と、ターゲットの分。ほら」
二枚のプレートをひらひら見せびらかす。当然、それで警戒を緩めてくれる二人ではないが。私でもそうするけど、残念。
「レオリオに、クラピカさぁ。そんなにガチガチにならなくてもいいんじゃない？ 私誰も殺してないよ？ 何なら人助けとかしちゃってるし！」
貫かれる無言。こりゃ思ったより危険視されてるな。少なくとも現段階では攻撃の意思はないし、そこまでヤベェ奴を見る目で見られるようなことをした覚えもないんだけど。
強いていえばヒソカさんとの熱い抱擁？でもあれだけで、ってのもなんか違う気がするし……焦れったいな、もう。
「分かった、分かった。私は君たちと会話がしたいだけってことを証明するよ」
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ココ - 受験が終わってひと段落したのでこの作品のことを思い出し、ここを訪れました。本当に好きな作品で、受験前も新しいお話が追加されるのを楽しみにしながら読んでいたのを思い出しています。書き続けてくださって本当にありがとうございます。心から応援しています！！ (2019年5月27日 23時) (
レス) id: 57a3ca09f7 (このIDを非表示/違反報告)
こどくなおうじ。(テルス)(プロフ) - この作品のことが忘れられず1年ぶりに検索してみたらまだシリーズが続いていて驚きました！とても好きな作品だったので嬉しいです。応援しています！頑張ってください！！ (2018年8月19日 1時) (レス) id: 789d697893 (このIDを非表示/違反報告)
忍乃埼(プロフ) - いつも楽しく主人公の苦労を読んでおります！個人的には1日更新の方が長く楽しんで読めるのでそちらの方がいいです！更新頑張ってください！ (2018年8月15日 19時) (レス) id: 034c8c0db3 (このIDを非表示/違反報告)
エル - 1日毎だと楽しみが増えますし個人的には嬉しいです！！ (2018年8月15日 10時) (レス) id: c9241f0a8d (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - １日毎だと読みやすくて嬉しいです！ (2018年8月15日 10時) (レス) id: b6e0dc5b12 (このIDを非表示/違反報告)
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