「だってヒソカさんにクロロさんのこととか色々知ってますよって言ったら聞き出されるに決まってるじゃないですかヤダー」 ページ43
「目を取り返したいんだろ？ 仲間の墓前に蜘蛛の雁首並べて花代わりにしたいんだろ？ 君の怒りは必然だ、世間はきっと許してくれる」
「……私、は……」
俯いて体を震わせるクラピカ。しまった、ついアンチみたいにやり過ぎてしまった。これじゃクラピカクラスタにフルボッコにされてしまう。
「……とまあ、言いがかりはこの辺にしておこっか！ ごめんね、言いすぎたよ。本当は君の敵じゃないってことだけを知らせに来たのに。多分そろそろヒソカさんの戦いも終わってる、早く行かないと置いてかれるぜ」
いきなり笑う私に、クラピカの肩がびくりと跳ねる。取り返しが付かないレベルで喧嘩売ってしまったが後の祭りだ、今更悔やんだって仕方ない。
私がここにいる限りクラピカは動けそうにないので、先に素早くこの場を去った。無事にゴン君と合流出来ると良いのだけれど。
ヒソカさんは気配が濃密だから、“円”をしなくても大体の居場所は分かる。
「ヒソカさん、すみません。離れちゃって」
「ああ、A♥ちゃんと来れたんだね♣」
「はい、ヒソカさん分かりやすいんで」
レオリオを担いだ状態で走るヒソカさんの隣を並走する。トランシーバーのような機械を見ながら走るヒソカさんは、思い出したように、
「そうだ、今教えてよ♦君の能力♠」
「うぇっ！？ い、今ですか？」
「今♥どうせボクら以外には獣しかいないし♣」
「そ、それもそうですけど……」
そりゃあもうにっこにこと、絵に描いたような微笑みで私をガン見してくるヒソカさん。これは、私が押し負けるとかそういう次元の問題じゃない……私が根負けするまで圧をかけてくる時の顔だ。
「……こんな所なんで、一個だけですよ」
「ふうん、二つ以上あるんだ？」
「ヒソカさんに対して隠し事が出来るんなら、私は詐欺師として生計立てれますからね？」
パクさんをして「ヒソカは相手にしたくない」と言わしめた心理戦のプロフェッショナルだもの、私如きが敵う訳があるまいに。
いくらある程度ヒソカさんのことを客観的に知っているとは言え、二つも同時に嘘を突き通すのは困難極まる。
諦めた目をする私に、ヒソカさんは「そうかい？」とドチャクソ可愛い顔で首を傾げた。助けてくれ隣のイケメンがハイスペック。
「案外君は、ボクに隠し事をしてそうだけど♦」
……あっれ、もう既に結構危ない所まで来てたりする？
「戦ってみたくないとは言わないけど？ ほら相手に情報握られるのは誰だって嫌な訳ですから」→←「ここからちょっとどころじゃなくクラピカに対する当たりが強くなるので、クラピカファンの方は閲覧しない方が良いと思われます！」
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ロキ(プロフ) - エーミール少年が登場しとる笑 (2020年2月20日 21時) (
レス) id: 2da3670e3a (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» わーい閲覧ありがとうございますー！ うーん…原作軸に沿って動くだけでかなり暇がないので、子育てさせるなら捨て子拾うとかそんな感じになりますね (2017年3月26日 15時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 更新されたの見ました！後、質問です。将来フェイと夢主の間に子供とかできたりするんですか。フェイと夢主の子育てシーンとか見たいです (2017年3月26日 9時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 紫月さん» この小説ももう49話埋まってしまったよ…。言うてやったのは膝カックンだけどね！(ショボい)元の世界についてはまだ言及しないかな〜…といった感じ。ただどっかのタイミングで一時帰界させないとなあ、とは考えてる所！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» ああああありがとうございます……！！！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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