「ここからちょっとどころじゃなくクラピカに対する当たりが強くなるので、クラピカファンの方は閲覧しない方が良いと思われます！」 ページ42
カツン、と胸の前で二本の木刀が交差する。完全に敵認定されているようでお姉さんは悲しいです。
どんな態度で行くか迷ったのだけれども、ここはあれだ。なんか強そうな感じで行こう。将来的にはクラピカの方が強くなるかも知れないし、今の内に格上ヅラしておきたいじゃない、っていう下らない見栄だけど。
「やだな、そんな怖い顔しないでよ。美人さんが台無しよ？」
「……Aさん、貴方は」
「うん、ヒソカさんのお知り合い。で、それがどうかした？ 私達友達じゃん、友達の知り合いが殺人鬼だった所で、何だって言うのさ」
ここでも敵意のなさを示す為に両手を広げてみたのだけれど、クラピカが警戒心を解いてくれる様子はない。当たり前か。
「いやマジでさあ、今君を敵に回すつもりはないぜ。私がやろうと思えば、今すぐ君の全身の骨を叩き折ることだって出来る訳だし」
「……」
「それをやらない時点で察してくれよ、ね？ その物騒なもの下ろして、歩きながら話そうよ」
困ったような笑顔を浮かべて一歩歩み寄ると、クラピカが同じだけ後退する。うーん、参ったな。これじゃあ話し合いすら出来やしない。
「んー……ちょっと聞きたいんだけど、クラピカは何をそんなに忌避してるの？」
「……何？」
あ、質問したら答えてくれるのか。良し良し、会話の糸口が掴めたぞ。ついでに聞きたかったこと色々聞いておこうかな。
「ヒソカさんの強さにビビってるだけ、って感じじゃあなさそうだし。じゃあ殺人行為を？ それとも意味のない殺人を？」
「どういう意味だ」
「いやいやいや、純粋な疑問。だって君的には、意味のある殺人は許されることみたいだからね」
「……何を、言って、」
クラピカの木刀の構えに、少しばかり隙が出来る。ああ何だ、この頃のクラピカは、まだ非道になり切れていないんだ。
「君のやりたい復讐ってえのは、つまりそういうことだろ」
分かりやすく、表情が変わる。苦悶するような、そんな表情。
「慎ましく生きて来た同族達が残虐非道な手段でぶっ殺されてその上目ん玉売られたんだから、その犯人共を皆殺しにしたいんでしょ？ 正当だ。真っ当な殺害理由じゃんか」
「私は殺しがしたい訳ではない！」
「じゃあ君は何の為にハンター試験受けてんだい」
クラピカが押し黙った。虐めたい欲があるんじゃないんだが、将来ウボォーさんを殺されると考えるとどうしても口がキツくなってしまうな。
「だってヒソカさんにクロロさんのこととか色々知ってますよって言ったら聞き出されるに決まってるじゃないですかヤダー」→←「イルミさんが暗殺一家の長男ってことを思い知らされる体験だったよ……サダソになった気分だった」
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ロキ(プロフ) - エーミール少年が登場しとる笑 (2020年2月20日 21時) (
レス) id: 2da3670e3a (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» わーい閲覧ありがとうございますー！ うーん…原作軸に沿って動くだけでかなり暇がないので、子育てさせるなら捨て子拾うとかそんな感じになりますね (2017年3月26日 15時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 更新されたの見ました！後、質問です。将来フェイと夢主の間に子供とかできたりするんですか。フェイと夢主の子育てシーンとか見たいです (2017年3月26日 9時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 紫月さん» この小説ももう49話埋まってしまったよ…。言うてやったのは膝カックンだけどね！(ショボい)元の世界についてはまだ言及しないかな〜…といった感じ。ただどっかのタイミングで一時帰界させないとなあ、とは考えてる所！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» ああああありがとうございます……！！！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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