【H×H】「ハンター試験に進出しても私は私で変わりなく、元気一杯突き進む！」【フェイタン ヒソカ】

イラストありがとうございます！！ ページ36

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↑入浴中に夢主に布団を全力で嗅がれていた所を目撃したフェイタンさんと

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↑何事もなかったかのように立ち直ってお迎えする夢主

みたいな勝手なイメージを武堕様の素晴らしいイラストに押し付けて小話書く屑野郎ですすみません…せめてものお礼になりますように…！





「あ、上がったんだフェイ。お帰り」

──見られた。

何となく「フェイは常にベストスメルだけどお布団はどうなんだろう」と思って嗅ぎまくっていた瞬間を、見られた。

タオルでがしがしと髪の水気を飛ばしながら、フェイが見たこともないような顔で私を睨む。極力平静を装いつつ、笑顔を浮かべた。

「どうかした？ フェイ」

「しらばくれるな」

「っな……何のことですかな……？」

「ワタシの布団が好きなら、永遠にそれ抱いてると良いよ」

「あああああごめんなさい！！ ほんの出来心だったんですう！！」

何かそう、まるで黒光りするGを見るような冷ややかな視線に耐え切れず土下座すると、さっきまで呑んでいたビール瓶で後頭部をぶん殴られた。能力者じゃなかったら死んでるやつやこれ。

私が顔を上げてどうにか弁解しようとする前に、フェイの素足が今しがた殴られた部分を踏み付ける。我々の業界ではご褒美です的な。

「お前、ワタシが好きなのかワタシのものが好きなのか良い加減はきりさせろ」

「そりゃあ勿論フェイが一番でさァ！ オンリーワンナンバーワン！ アイリスペクトアンドラビュー！ でもだからこそ所有物も好き！」

「ならワタシの服やるよ。そうしたら出て行け」

「嫌だ！ 私はあくまでフェイがいるからこそこんなことするんだよ！ ものだけって……そんなん虚しいだけじゃん！？」

「熱弁するな」

「痛っ、ちょ、ごめんなさい痛い痛い、刺さってるおでこに石が刺さってる」

ぐぐぐ、とフェイのおみ足の力が強まる。額が陥没してしまうぜ。

「別に、お前如きが付き纏てもワタシの邪魔にすらならないよ」

いよいよヤバいな、と思い抜け出す準備をしていた私に、フェイのツンデレ不意打ち。

これはつまり翻訳すると、「邪魔じゃないから来ていいよ」ってことで合ってる、筈。

「……っ、お言葉に甘えて！！」

がばあっと飛び付いた私をちゃんと受け止めてくれるフェイは、なんて良い旦那様なんだろうか！

イラストありがとうございます！！→←「何？ 考えることが卑怯だって？ 黙らっしゃい逆にヒソカさん相手に真っ正面から行く奴なんてゴン君ぐらいのもんだよ」

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