「副題：イルミさんが見てる。未だに私達をガン見している。何を思って見ているのだろう。とにかく恐怖である」 ページ48
一体何がそんなに気になるんだ、と怪訝そうな顔をするキルア。私だって正直こんなことは言いたくないんだけど、ほら、ゴン君って、私から見れば厄介な立場な訳でさ。僅かばかり好きになれないものでして。
「今の所ゴン君は、君の足手まといにはなってないみたいだね。安心したよ」
「足手まとい、って」
キルアが気分を害したように眉を顰める。初めて出来た友達(自覚なし)を足手まとい呼ばわりは、誰だって気持ち良くないだろうね。非常に申し訳ない。
「そんな顔しないでよ。いくら命救ったとは言え、数年来の付き合いの君とゴン君じゃあ、君に比重が傾くのは当然だろ？」
「いつかオレが、ゴンに足引っ張られて死ぬとでも言いたいの？」
「あっはっは、そこまでは言ってないさ。ゴン君は間違いなく強くなるだろうしね」
「……あんたが何を考えてんのか、久々に分かんねェ」
「そりゃ良かった。そう簡単に読まれちゃあコトだから」
この程度ふっかけたくらいで気まずくなる関係ではないものの、こうも睨まれると流石に恐ろしいね。暗殺一家の名は伊達じゃないや。
何を考えているんですかと問われれば、私は自信を持って答えよう。ただの興味です、と。
原作読んでいた頃から、ハンター試験時のゴンとキルアには相当な実力差があるだろうに、何故キルアはゴンを見捨てないのかちょびっと疑問だった。
初めて出会った同年代の少年は、コミュ力おばけことゴン。そう考えると、好奇心でつるんでいたのかなあ、と思う。或いは友達を期待していたか。
警戒するキルアが可愛いからわざと含みありげな感じにしてるんだけどね！ どうせその内私なんて瞬殺出来るくらいに成長するんだから今くらい格上ぶらせてくれよ。
「彼らもそろそろ来ると思うよ。じゃね、キルア。また後で」
「……あのさあ」
気が付けばもう十二時十五分前。クラピカの精神衛生的にもそろそろ離れた方が良いかしらん、と退場しようとした所で、キルアが私を呼び止めた。
何かな、と肩越しに振り返る。キルアの表情はふて腐れたような、暗殺モードのような、曖昧なラインを作っている。
「Aすげー上からオレ達のこと見てるけど、実際どうなんだよ？ お前自身は、そんなに強いもんなのか？」
……ふむ、これはまた、難しい質問をふっかけてきたものだ。私が困ったように苦笑すると、キルアはまさか、と言いたげに目を眇めた。
「念修得済のアドバンテージは想定以上に大きいぞ！ 肝に命じておこう！」→←「キルアといるとちょっと大人ぶれるから楽しい！！ やっぱ貴重な人材だよキルアって！」
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ロキ(プロフ) - エーミール少年が登場しとる笑 (2020年2月20日 21時) (
レス) id: 2da3670e3a (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» わーい閲覧ありがとうございますー！ うーん…原作軸に沿って動くだけでかなり暇がないので、子育てさせるなら捨て子拾うとかそんな感じになりますね (2017年3月26日 15時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 更新されたの見ました！後、質問です。将来フェイと夢主の間に子供とかできたりするんですか。フェイと夢主の子育てシーンとか見たいです (2017年3月26日 9時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 紫月さん» この小説ももう49話埋まってしまったよ…。言うてやったのは膝カックンだけどね！(ショボい)元の世界についてはまだ言及しないかな〜…といった感じ。ただどっかのタイミングで一時帰界させないとなあ、とは考えてる所！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» ああああありがとうございます……！！！ (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
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