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最終話ー悩む種が多いなー其の一 ページ28

「中辻さんこ、これ、おねが、お願いします!」

『?あ、あぁ分かった。確認しとくよ』

事務の同僚から書類の入ったファイルを受け取り、ニコッと返す。何故か頰を染めてそそくさと去られた。

『ま、いいか』

今日の夕飯は何にしようか……そんな事を考えていると、ふと思った

『彼奴らを戻す方法が分からないままだった……!』

何を悠長に夕飯を考えているのだ!もっと大事な事があったじゃないか!

『国木田君!』

「うおっ⁉な、なんだ薫事件か⁉」

『ある意味大事件だよ!太宰君達まだ元に戻ってない!原因を見つけて解決しよう!』

「と、とりあえず落ち着け」

『落ち着いてられるか。お前は誰の面倒も見ず、太宰君に仕事の邪魔をされてないという利点ばかりで焦る必要はないと思うがいつ迄もあのままなら太宰君としなきゃならない仕事が来た時に困るのは探偵社だ』

と、噛まずに云い切って国木田君を冷めた目を向けると、ふむ。と考え出した

「乱歩さんの力を借りれれば………」

「なんの話?あ!前お菓子くれなかったお姉ちゃ、」

『良し好きなお菓子買ってやろう。その代わり力を貸して下さい』

焦りの余りに口調も落ち着かない

「え〜〜ど〜〜しよっかなぁ〜〜」

『くっ!は、腹立つ……なんでだろ……いつもの乱歩さんと一緒なのに………』

「薫、あんまり焦るんじゃないよ。乱歩さんもいじめてやらないでやってくれないかい?」

「ちぇ〜、まぁ仕方ないなぁ。で?僕はどうしたらいい訳?」

『君等を元に戻したい。太宰君までなってるって事は異能力じゃない。なら薬か何かだと僕は踏んでる』

「へぇ〜?」

ソファに座ると膝に乗ってきた乱歩さん。因みに太宰君達は事務員に遊んでもらっている

『けど貴方も含め彼等が幼児化して1週間も経つ。そんなに長く効力を持つ薬なんて聞いた事ない』

「ふ〜ん」

『其処で僕は行き詰まってしまっているんだよ……何か分かる事ない?』

「莫っ迦じゃないの?聞いて呆れるよ!」

其の二→←16話ーナオミちゃんの疑問ー



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sunijy(プロフ) - 零淋々さん» そこまで褒めてもらえるなんて!光栄至極に存じます!採用は遅くなってしまう事があるかも知れませんが、リクエストお待ちしてます (2017年9月28日 5時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
零淋々(プロフ) - 何だよ…………最高かよッ! (歓喜 また何かネタ思い付いたらリクします! (2017年9月28日 1時) (レス) id: 36b2023db6 (このIDを非表示/違反報告)
零淋々(プロフ) - sunijyさん» マジですか!? じゃぁ、早速、任務帰りに迷子のだざむと出くわして、戸惑いながら嫌がらせか?と疑いつつ保護する中也の所に現れる、迷子のあっぴを拾ったら、夢主並みに懐かれたヤツガレ下さい!! オチ無しでも構いません! 長文失礼しました。 (2017年9月27日 17時) (レス) id: 36b2023db6 (このIDを非表示/違反報告)
sunijy(プロフ) - 零淋々さん» 作者の我が儘に付き合っていただけるなんて感謝です!番外編のリクエストがあれば即採用しますので何かありましたら是非どうぞ (2017年9月27日 17時) (レス) id: e02ca47e4d (このIDを非表示/違反報告)
零淋々(プロフ) - sunijyさん» ショタの為なら!!いくらでも待っていられる!!(*`・ω・)b (2017年9月27日 15時) (レス) id: 36b2023db6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sunijy | 作成日時:2017年9月24日 0時

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