夜伽 ページ35
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グスタフside
今日は色々ありすぎて疲れた。
Aが来たことについては正直まだ信じられない。
これは夢で明日普通に目が覚めるといつもの日常に戻っているかもしれない。
だが、酒で酔うなんてめったにないがあのただおみを見ていて平常心を保てるわけがなかった。
反則だろ・・・。
ボディスーツ脱ぐか。
ガサゴソ…
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Aside
ガサゴソ…
うん。音聞こえる！てことは起きてる！！
よーし！・・・あ、まって。
お兄ちゃんツンデレだから『お前それでも大人だろ！？一人で寝ろっ！』って追い返されちゃうね・・・。
うーん、
・・・まぁ、ブラコンだしちょっと涙目でお願いすれば大丈夫か！←
・・・(オメメウルウルー☆)
コンコンッ
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グスタフside
コンコンッ
？誰だ、こんな真夜中に・・・
「誰だ？」
A「お兄ちゃん・・・？」
ガチャ
「A！？入るな！！！ボディスーツ脱いだから毒がっ…！」
A「毒は大丈夫だって。昨日ぼくとキスしたじゃん・・・」
「・・・そうか。すまない。・・・っ、泣いてるのか？」
A「・・・・・・おにいちゃん・・・・・！」
ギュッ！
「っ！！！？？？」
Aは上半身裸の俺に抱きついてきた。
「A！！？！？」
A「・・・ぼくね、怖い夢見ちゃった・・・・。また、あの場所に閉じ込められる夢・・・・」
「っ！・・・そうか」
ここはあえて何も言わずそっとAの頭をなでてやる。
少しでも力を入れると折れてしまいそうなくらい華奢だ。
お前よくこの身体であんな暴走できたな。
A「・・・ぼく、またあんなところ戻るなんて絶対ヤダ！！やっとお兄ちゃんたちと会えたばっかりなのにっ・・・！」
Aの紅色の瞳から泪が零れ落ちる。
A「・・・独りになるなんて、もういや」
「・・・俺も、その気持ちはよくわかる」
俺は過去に散々孤独と苦痛を味わった。
Aの泣きたい気持ちも痛いほどわかる。
「・・・うぅ・・・。ｸﾞｽﾝ、・・・お兄ちゃん？」
「なんだ？」
「・・・・今日、一緒に寝て？」
「っ！？///」
下から俺を見上げるAは哀愁の中にも美しさがあった。
初めて『可愛さ』ではなく『美しさ』を感じた。
「・・・・・あぁ。好きにするといい」
ただおみの気持ち、分からんでもないな。
(その朝、また援○疑惑が起こったのは言うまでもない)
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作者名：今世紀最強の駄作者(生きる負の世界遺産) | 作成日時：2018年1月6日 9時
