【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《3》【真選組動乱篇】【吉原炎上篇】

153話【掟は破るためにこそある】 ページ23

Aside〜


数日前からトシの様子が可笑しい。伊藤サンが屯所に来た日は、攘夷浪士達に土下座して見逃してくれと言っていたようだし、突然あにめを見だすし。書類の確認の為にトシの部屋に入ったとき、あにめのふぃぎあや、DVDを集めていたし。あとジミー(此の愛称は銀時から教えてもらった)に聞いたのだが、局中法度にマガジン以外読むなとあるが、隠れてジャンプの隠し読みをしていた時にトシに見つかったらしい。普段は切腹しろと言われるが、トシは“To Loveるって面白いよね〜”と言っていたらしいのだ

マガジン派のトシがジャンプの作品を面白いよね〜と言ったんだ。しかも普段読まなさそうな恋愛系の作品を。百歩譲ってマガジン派ならマガジンの方のBOYS BEだろう

あと会議中に携帯を鳴らしたり、しかも着信音があにめの曲だったな。土下座の件で近藤さんと喧嘩した様だし…。こんな風に最近トシが可笑しいのだ。事情を聞こうと思ったら、トシに総悟と一緒にファミレスに連れて行かれた

丁度良い、最近可笑しい事情を聞こう。だが、僕が話す前に自分からトシは話しだした。なんと今の刀を手に入れてから可笑しくなったと言うのだ。鍛冶屋の親父によると其の刀は”妖刀”らしいのだ、トシは妖刀に呪われたと云う事になるな。しかし一緒にいた総悟は、だはははと大きな声で笑う

土方「だから言うのヤだったんだよ。信じてねーだろお前、信じるわきゃないだろお前」

A『僕は信じるよ。最近のトシ何か可笑しいからな』

トシの奢りである苺パフェを口に入れながら僕は言う。やっぱり旬の苺は美味いな

土方「ふと気づくと勝手に別人格に入れ替わってやがる。イヤあれは別人格なんかじゃねェ、人が誰しも持ってるヘタレた部分だ。妖刀(コイツ)によって目覚めてるんだ」

沖田「ヘタレを刀のせいにしちゃいけねーや、土方さんは元々ヘタレでしょ」

土方「そうッスよね俺なんて元々こんな…」

A『やっぱり変だ』

可笑しくなるのなら其の刀を捨てれば良い話だが、其れができないようで、気付いたら風呂にも厠にも持っていっている始末らしい。大変だな。しかもタイミング悪く伊藤サンがトシの悪評をふれ回っているし、副長の座取られてしまうぞ。僕、伊藤サンの補佐するのは嫌なんだけど。トシが副長だから僕は補佐になったんだ

土方「既に十を越える局中法度を犯してる。明日にも伊藤から切腹の申し渡しがきてもおかしくねーよ」

154話【オタクは話好き】→←152話・

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す