151話・ ページ21
Aside〜
僕が総悟と話しながら飲んでいると、僕に影がさした。上を見上げると伊藤サンが僕の前に立っていた
A『…はじめまして。僕は吉田A、副長補佐兼零番隊隊長を勤めさせてもらっている』
伊藤「話は聞いているよ。容姿端麗、頭脳明晰、剣の腕も良いと聞いた。しかし女性の身で真選組隊士とは…」
A『男尊女卑か？』
伊藤「まさか。これからの時代、君のような女性は必要だ。女性も男性と対等であるべきだ。これからよろしく」
A『そうかありがとう。此方こそよろしく』
そう言って僕の方に手を伸ばす伊藤サン。僕も上に手を伸ばしてその手を握った。そして僕の耳元に顔を寄せて言った
"後で僕の部屋に来てくれ"
この男はいったい何を企んでいるのだろう。何故近藤さんや、トシ達じゃあなく僕を選んだんだろう。この時僕は嫌な予感がしてたまらなかった
手を放したあと伊藤サンは近藤さんの横に戻った。今日は
A『で、何のようだ。話があるのだろう？』
宴の後に僕は伊藤サンの部屋を訪ねた。其処に座ってくれと云わんばかりに座布団が敷いてあったので僕は座布団に座る。僕の正面に座った伊藤サンは口を開き話しだした
伊藤「単刀直入に言おう、僕の側に付いてくれ」
A『……は？』
僕の側…？何の？いったい何の話をしているんだ？何の派閥の話をしているんだ
A『伊藤サン？何の話が僕には解らないんだが…ほら僕此処に来たばかりだからさ』
伊藤「僕と土方君が対立しているのは知ってるかい？」
僕はその問いに頷く。さっきの宴で周りの隊士達が話していたのを偶然聞いた
………あぁ、なるほど。そう云う事か。この男はトシを消したいのか。だから僕に自分の方についてくれと言っているのか。その後は何だ？真選組を乗っ取るつもりかコイツは
伊藤「なら話は早い。僕の方につくのならどんな望みも叶えてやろう。地位も名誉もなんでも」
……どんな望みもねェ。でも伊藤サンには絶対に叶えられないだろう
A『僕は地位も名誉も要らない。僕の望みは君なんかでは叶える事はできないだろう。だから僕はそちら側には付かない』
伊藤「では土方君の方に付くと？」
A『僕は何方にも付かない。僕は僕だ。僕は自由が好きなんだ、僕のやりたいようにやらせてもらうよ』
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月光(プロフ) - 時雨羅さん» 読んで頂きありがとうございます！私も先生もみんな大好きです、文章書くの下手と思うかもしれませんが、楽しんでもらえたら嬉しいです。（＾ν＾）私の都合で省く所もあるかもしれませんが、そこは申し訳ないです…。 (2020年8月6日 23時) (
レス) id: 74d8a07ae2 (このIDを非表示/違反報告)
時雨羅 - 面白くて何度も繰り返し読まさせていただいています。松陽先生も大好きですし銀魂のキャラは、みんな好きなので嬉しいです。 (2020年8月6日 19時) (レス) id: 3904cc9db9 (このIDを非表示/違反報告)
月光(プロフ) - りーりーさん» 読んでいただき有難う御座います！面白い…？嬉しいです！更新速度下がるかもしれませんが、頑張りますね！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: fce9a91583 (このIDを非表示/違反報告)
りーりー - 読ませてもらっています。とても面白いので好きになりました(*>∀<*)これからも更新頑張ってくださいね!!!!! (2020年5月29日 23時) (レス) id: 9214e82942 (このIDを非表示/違反報告)
月光(プロフ) - 天羽苺さん» ふぉぉ！？一気読みマジですか！ありがとうございます！高校生になり更新遅れるかもしれませんが頑張りますね！ (2020年5月25日 20時) (レス) id: 72f49fb06a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月光 | 作成日時：2019年12月3日 19時
