【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《3》【真選組動乱篇】【吉原炎上篇】

157話【長所と短所は紙一重】 ページ27

Aside〜


僕が神楽に声を掛けると神楽は持ち前の怪力でこちら煮向かってくるパトカーを両手で受け止めた。ちょっとパトカーを拝借させてもらおうか、そう思って中の奴等を刀で殴って追い出した。とりあえず銀時に運転してもらい僕は無線機を使って今の状況の把握を試みた

A『えーこちら三番隊、応答願います』

無線機からノイズの後に声が聞こえた

《土方は見つかったか？》

神楽「見つかりましたが超カワイクて、強い味方がついていまして敵いませんでしたアル《アル？》」

僕から取った通信機に向かって話す神楽、だが”アル”でバレそうだ

《どんな手を使っても殺せ。近藤暗殺を前に不安要素は全て除く。伊東派(われら)以外の隊士に気づかれるなよ、あくまでも攘夷郎氏のしわざに見せかけるのだ。近藤さんの仕込んだ通り隊士募集の遠征につき既に列車の中、付添うのは我々の仲間だ。近藤の地獄行きは決まった》

うわぁ最悪の事態だ。まさかトシだけでは無く近藤さんも殺ろうとするとは…。取り敢えず無線を全車両から屯所に繋げて、応援を要請しよう。僕が無線機に向かって口を開こうとするが、無線機を銀時にぶん取られてしまった

銀時「あ〜聞こえますか〜こちら税金泥棒。伊東派だがマヨネーズ派だが知らねーが全ての税金泥棒に告ぐ。今すぐ今の持ち場を離れ近藤の乗った列車を追え。こいつは命令だ、背いたヤツには士道不覚悟で切腹してもらいまーす」

《てめっイタズラか！？誰だ！》

銀時「誰に口聞いてんだ？真選組副長土方十四郎だコノヤロー！」

銀時はそう言って無線機を乱暴に元の場所に戻した

銀時「…真選組が消えるならてめーも一緒に消えるといい、墓場まで送ってやらァ」

土方「冗談じゃない！僕は行かない！」

そう言うトッシーに銀時は”てめーに言ってねーんだよ”と胸ぐらを掴んで言う。銀時はトッシーでは無く万事屋に真選組を守ってくれと頼んだ土方十四郎に向かって言っていた。胸ぐらを掴むことで離したハンドルは神楽が代わってくれたから大丈夫だ。(無免許運転警察が見逃して良いのかと云う意見は聞き入れない)

銀時「てめーが人にもの頼むタマか。てめーが真選組他人に押し付けてくたばるタマか。
くたばるなら大事なもんの傍らで剣振り回してくたばりやがれ！それが土方十四郎(てめー)だろうが！！」

すると銀時がトシの返答を待っている時、トッシーが銀時の腕を掴んだ。それもミシミシと音がするほど強く

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