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95話【急がば回れ】 ページ9

Aside〜



僕が衝撃音のした場所に行くと、其処には姿が変わっていた似蔵の姿があった。その周りには新八やまた子達がいた。僕が最初に見たのはまた子といた男が似蔵に殴られているところだった

何がどうなったのかは解らないが、一つだけ解ることがある。此れは拙い

そう思い、新八と神楽の方へ行こうとした。其の時、似蔵の変形した腕がまた子の方へと伸びていた。僕は咄嗟にまた子の前に立ち、刀で受け身を取った

ドンッ

壁に僕は叩きつけられた。受け身を取った分ダメージは少ないが、やっぱり痛いな

来島「A様ァ!」

その声で新八達も僕が来たことに気づいたようだ

A『ってーなァ…こんな攻撃また子にだそうとしたのか。駄目だろ、っ…、女の子を…大事にしないと』

さっきので肋、二、三本折れたかなァ。ま、もう治るけど……………ほら治った

来島「A様ッ大丈夫っスか!?おのれェ似蔵ォォ!!」

また子は似蔵に銃を向け、撃つ。僕、敵なのに心配してくれるんだな

其の銃の弾が痛かったのか、鬱陶しかったのか解らないが、また似蔵はまた子に腕を伸ばす

A『だから!其れ止めろって言ってんだろ!話聞いていたか!?』

僕はパイプのようなものが絡まった腕を刀で止める。目の終点が定かではない、紅桜に持って行かれたか…

A『また子!お前は其処に倒れている男と離れていろ』

また子はでも、と声を洩らす

A『頼むから!』

来島「…解りましたっス」

また子の方を見て安心させようとすこし笑ったあと、似蔵の方を向いた

其処には血だらけの銀時が似蔵に捕まっていた

新八「銀さァん!!」

銀時はパイプのような腕によって身動きが取れない状態……いや、気絶しているから身動きはもとから取れないが

僕が似蔵に攻撃を仕掛けようとしたが、上から何かが降ってきたのだ

「鉄子ォォ!」

鉄子「死なせない!コイツは死なせない!これ以上この剣で人は死なせない!」

鉄子さん(?)が穴のあいた天井から落ちてき、刀で銀時を捕まえている腕を上からザクザクと斬り出した

似蔵「がァァァ!」

其の時、ザクザクと斬っている鉄子さん(?)に向かって紅桜を振り下ろした

僕はその瞬間パイプのような腕に向かって刀を振った

ガンッ

肉ではなく機械に当たったような音がし、その後に神楽と新八が続けて攻撃する

神楽「で〜か〜ぶ〜つそのもじゃもじゃを」

新八「離せェェ!」

神楽は脚に蹴りを入れ、新八は右手の付け根に刀を入れる

96話→←94話【闇夜の虫は光に集う】


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月光(プロフ) - 上凍さん» ありがとうございます!まだ紅桜篇でまだまだ先は長いですが、最後まで付き合ってくれると嬉しいです! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 0dafda221d (このIDを非表示/違反報告)
上凍 - 続編おめでとうございます!どういう展開になるのかワクワクしながら見ているので更新頑張ってください! (2019年8月22日 14時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月光 | 作成日時:2019年8月16日 1時

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